ケララの風@大森(大幅改訂のため新規)

20091204035430

先日友人とのやり取りで、ケララ行こうよ、ケララケララって書いてて、なんだよ、それ!みたいな。
(ケララって店は関西にもある。)で、よくよく聴いてみると、あれ、場所は知ってるけど、そんなに有名な店なの?
って思いつつ来よう来ようとタイミングがなく、大森に行く用事があったので、一人で初来店。
場所はわかりにくいと思う。私はたまたま通りがかってこんな店があるんだとチェックしてたので。
入り口にdanchuのカレー特集が。載ってたのか~カレー特集は絶対読ん出るはずだけどなぁ。と思って入店。
南インドケララ州の料理を現地のやり方で提供します、との事でご夫婦?でやってらっしゃる模様。
店自体も商店街の中にあるのでそんなに広くはないが、とても綺麗で掃除なども行き届いた店内。いい感じです。
ランチはこのランチミールス1種類のみ。しかし毎日細かくメニューが変わるらしく12月3日は下記のような感じ。
ちゃんとメニューのメモもいただけます。以下、感想と共に。
結論から言うと全体的にはかなり満足でした。
●サンバル:「手前右、大きい器。南インドを代表する酸味の効いた野菜(常時下記で固定)のスパイス煮込み。
使用野菜:冬瓜、人参、たまねぎ、オクラ、ナス、トマト。」
うーん、一般的なカレーではないんですよね(そりゃそうだ、サンバルだもん)というか実はインドにはカレーって料理はありません。
(インドの香辛料を使った煮込み料理をまとめてカレーと呼び始めたのはイギリス人。インド→イギリス→世界に広がった→カレーという名称がインドにも伝染した(戻ってきた)
ま、そういう意味ではカレーですな(笑、とても優しい味です。スパイスもちゃんと効いているけど辛さは控えめで食べやすい味。
野菜の形は残ってますがかなり煮込んでいる感じです。スープ分も多くそこがまた面白い味になっているのかも。
●ダール(パリップ):「ご飯にかかっています。優しい味の豆カリー。インド全国区料理」
えーっと、味はあんまりわからなかったです。そんなにかかってなかったのであれなんですが(苦笑)、
いい意味でご飯に対する一種のスパイスかな、って感じでした。
後方右から順に
●ラッサム:「南インドを代表する胡椒の効いたスープ状のおかず。そのまま飲んで良し、ご飯に混ぜて召し上がるも良し。」
これがまた複雑ですごく上品な味。個人的にはうわぁ、ってちょっとうまさに浸れる感じ。
胡椒がちゃんときいていて。これはおかずじゃなくてスープとして呑んだ方がいいですね。
ご飯と混ぜてもいいのですが、うん、やっぱそのままが一番いいな
(あ、一応ラッサムはカレーみたいに普通にご飯にかけるのが一般的かな?)
ラッサムってこんなのだっけ?って想いましたが、全然いいです、これは独立したメニューがあっても頼みたいです。
●オーラン:「冬瓜と豆のココナッツミルク煮。」
これもとても優しい味。サンパル食べてから食べると、スプーンについたスープ分とココナツミルクの味と
絡まっていい味になるわけです。なるほど、色々な味を楽しめてまたそれが絡まって、ケミストリーが生まれるわけだ。
●かぼちゃのクートゥ:「かぼちゃと豆の煮物。」
うまい。かぼちゃ、うまい。ただただ、うまい(笑)、冬はかぼちゃだ!
●小松菜のトーレン:「小松菜の削りココナッツ。」
これもすごくよかった。唯一スープ状のものではないこの野菜の存在はこのミールスにはとても大きい。
●ビーツのパチャディ:「ビーツのマスタード風味ヨーグルト和え。鮮やかなピンクは天然由来。」
えーっと、実は唯一私には合わなかった味(苦笑)ヨーグルトの味がきつくておかず、という感じではない。
故に最後にさらっと食べました。
                                            
●パパダム:「ご飯に乗っています。豆粉で出来たインド版せんべい。」
薄くてパリッとしておいしいし、途中で水分などを吸収してしなっと
なるのを食べるのもいい。いいアクセントになってます。
●ご飯(日本米)「おかずの味が浸み込むように、当店独自の方法で調理しています。
単独で口に入れると味気ありません。おかずとよく混ぜてから口に入れてください。」
と書いてあるんですが、これがまた、本当に味がない(笑)びっくりしますよ、ホントにそんな事あるんだ、と。
食べていてわかるんですが、パサパサではないけど、軽い感じ。なんだろ、これ、炊き方かな?
ご飯と水分の多いおかずをあわせる事前提で炊かれてます。スープとあわせて水分を含ませても軽く感じ。
ご飯、という概念ではなくご飯という名のおかずの一つ、と考えた方がいいかな?
●コーヒー又はミルクティー(マサラ・チャヤ)
コーヒー豆は「ケララの風スペシャルブレンド」使用。
コーヒーの濃さ、味わいも最後の締めにはぴったりでした。
料金は上記総てを含んで¥1000で、コーヒー、紅茶以外はお代わり自由です。
でも、やっぱりなんだか「お願いします~」と頼むのが気が引けてしまう小市民な私。
なかなかお替わりしずらいですよね。・・・といいながら、オーランとパチャディ以外はおかわりしたわけですが。
(まだ食べようと思えば食べられた)本当に少しずつ入っているのです(でも、だからこそ色々な味が楽しめて
お替りで自分なりの量を食べることができるのですが)
さて、まとめ。
端的に言って、カレー食べに行くぞーとか思ったら駄目です。その感覚で行くと、あっさりしすぎると思ってしまうからです。
いわゆるインドの香辛料を使った日常的食事でヘルシーなお昼ご飯を食べに行く、と思って下さい(確かにそういう意味ではカレー)。
スパイシーで熱いカレーをがーっと食べるのではなくて、色々なおかずをゆったりと味わいながら楽しむというメニューです。
でも、心地よいランチができて、とても満足しています。
こういうタイプのランチもまたありですね。
非常にベジタブルで優しい味なので、女性にはぴったりですよ。
そういう意味ではとてもいい時間をすごせると思いますよ。
大森にこんなお店があるなんてね。また近いうちに行く予定です。
・・・なんか長くなったな・・・。


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