というわけで田中 芳樹

意外に知られているようで知られていない、私の好きな作家ベスト1。
中学ぐらいから変わってないんですけどね。私は昔から本は好きで、小学校低学年までは伝記・シートン動物記などの子供向けな本はかなり読んでました。小学校3年の時の担任の先生の影響で、江戸川乱歩やシャーロックホームズなどの推理小説を図書館であるだけ全部読んで、卒業時には西村京太郎など、ベストセラー作家ものも結構読みました。
(ただ、その反動で中学ぐらいから、全くそのテの本は読まなくなりましたが・・・。)
で、中学の時も、色々と純文学から、徒然草・源氏物語をはじめとした古典モノを読んでいた記憶があります。その時に出会ったんですかね?田中芳樹という作家の本に。
(ちなみに高校の時は、政冶・経済ものが多かったですが、大学になるとだんだん適当になってゆき、雑誌が完璧に中心となり、本はおざなりになってました。・・・もちろん、嫌いではないので、今も適当には読んでますが、なかなかねぇ。やはり今も読む時間がとれないですね。文庫とか2時間弱ですぐ読めるから読もうと思えばでき るのにね。雑誌類がとてもとても多いです。あ、漫画も小さい時から好きですね。)
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はじめは友達がこれ面白いから、読んでみなよ、って言われたのがきっかけでした。「銀河英雄伝説」。タイトルで???な感じでしょ?でも、まぁ、いいや、って。はじめの20ページぐらいはなんだこりゃ?だったんですよ。本編と全く関係ない話なので。で、読んでみて、なんかはまった感じで、次巻を読んだ時点で完璧にはまってましたね。
それからの付き合いですね、今は彼の新刊がでる度に購入してます。(シリーズ的に必ず買うものは、他に菊地秀行氏の「吸血鬼ハンターD」ぐらいかな?別にファンタジーものだけが好きではないですけどね。)
田中氏の本って読みやすい。
これは文体にもよりますが、中国の古典小説ものを訳している書籍を読んでもらうととてもわかりやすいと思います。あと、登場人物の一人一人がとても浮き出ている書き方をされますね。それが際立っているので、特徴がでて、読んでて面白く、感情移入しやすい(?)って感じもします。あと、映像がとても浮かびやすいですね。元々小説を読むときは、読んでいると頭の中にスクリーンがあって、そこで人物が動いている感じで読んでいるので、いつも映画を観ている感じで展開しています。ですから、特徴を掴みやすい作家だと顔まで浮かび動いているし、逆に掴みにくい作家だと、あまりにもそのスクリーンが動かない(古典文学的なものを読むと、文体も難解なものがあって、進み難いけれど、それでも面白いと感じるものは多分にありますが)。動かない作家って、やっぱり次から読まなくなってしまう事が往々にしてあ ります。
でも、そういうのが田中氏の本にはないんですよ。ファンタジックなものはもちろん中国もの(対訳も含む)も。それから中国モノに関しては、三国志や水滸伝といった日本人でも知っているものではなく、岳飛など中国ではとても知られているのに日本では注目されない人・時代の物を取り上げる。そういう姿勢はとても好きです。
本人もそういうのは他の人に任せます、って言ってるし。まぁ、ありていに言えばFANです、ただの(爆)。でも、その分宿題は多すぎて頼むよー、って気にもさせられるんですけど・・・(銀英伝の外伝、あと2巻でるはずだし、「タイタニア」の続きは?「アルスラーン戦記」「創竜伝」・・・数えたらきりがない、その他の作品の続きを・・・一つ!)
まぁ、読んだ事のない人は読んで見てください。こんなの強制しないけど。
最後に、田中氏を知っている知り合い(?)の方が鬼のFANには、いらっしゃいまして、なんとライヴマスター宛ではあるんですが(爆)、本にサインを入れて頂きました。お名前は当然だせませんが、とても感謝しているとともに、家宝にしております。ありがとう!


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