オートもロードも関係ないんだ 

ことしの夏も鈴鹿が暑い。
第28回鈴鹿8時間耐久ロードレース決勝はホンダのワークスの清成龍一・宇川徹組が204周完走で優勝した。
宇川は史上最多5回目の8耐制覇。2位にも同チームの藤原克昭、クリス・バーミューレン組。そして、
3位はオートレース・チームHARC―PRO(青木治親、安田毅史組)が監督の森且行(言うまでもないことですが、元SMAPの森君です)の宣言通り、表彰台の一角を担った。
宇川もすごいんですけど、どう考えても、今回の主役はオートレース組ですよ。
そりゃ、青木は125ccのワールドチャンピオンです。もちろん、8耐の経験もある。しかし、まだオートレースではぺーぺーの新人(B2級、ちなみに森君はS級をずっと守っていたオートレース界ではTOPクラスのレーサー。今季はA1級のTOPになってしまったが)。
そのレーサーを今回川口オートと川口市もバックアップし、今回のレースに参加した。
その背景にはオートレースは公営競技であり、イメージとしてはよくない。また、売り上げ的にも減少傾向である。森君や青木選手が来て、女性の観客も多くなったとはいえ、基本的にマイナースポーツといわれても仕方ない。ある種、閉鎖的な空間でもあるし(正直青木選手までオートレースにいったのには当時びっくりした)。
そういう意味も込めて、オートの発展のために参加したのだろう。
だから、変な成績では帰ることはできなかった。
森監督もそういう事もあり、表彰台を獲りますという発言をしたのだろう。
いや、実際のところ、運も味方した。宇川組は別次元の速さだったが、他のチームにはトラブルが続いた。オート組みは予選の12位から着実にポジションを上げて3位に入った。ただ、それも8耐の醍醐味である。
運も実力があるから呼び寄せる事ができる。
これはすばらしい3位だ。
オートレースのことをこれで認識した人もいると思う。
私自身もまだ1度しか見に行った事がない(それもずっごい前)ので、多くは語れないのだが、これだけは一ついえる。
オートもロードも関係ないんだ、と。
方法論は違えど、誰よりも早く走りたい。
そういう思いが選手誰でも流れているんだ、と。


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