大いなる野望と自滅の道と フランス対イギリス

1999年 欧州チャンピオンズリーグ 決勝 マンチェスターユナイテッド対バイエルン・ミュンヘン
1-0でロスタイムに入って負けていたマンチェスターはベッカムがフリーキック2本でわずかロスタイムで2点を取り、大逆転優勝を果たして、トレブルを達成した。
この試合を思い出だした人はもしかしたら、私だけではないだろう。注目の1戦 フランス対イングランドはフランスがロスタイムにジダンのFKと直後のPKで、フランスが勝利した。
ベッカムはちょっと違うが逆にやられてしまった形であった。終了後のイングランドの呆然とした姿が、印象的ですらあった…
それにしても、イングランドの健闘が目立った試合でもあった。ベッカムのあの1点目のFKはよかった。まさにベッカムの真骨頂のFKであった。・・・でもPK外しちゃったのが、なんとも勝敗の行方をややこしくしたかも。しかし、オーウェンとか全然駄目じゃん。ル-ニーの動きはすばらしく、ワンダーボーイという愛称はもう既にオーウェンではなく、ルーニ-のものだという事。本当にバロンドールをもらったのか?オーウェン。君はやっぱり修行してきなさい。
逆にいえば、フランスのある程度ばらばらな展開に助けられたという事もある。非常に何やってんの?的な試合でもあった。ジダンもアンリも全然駄目。つながんない。というよりも、トレセゲ・アンリは全く機能しなかった。ピレスの単調になってしまったサイド攻撃もどうかと思う。
しかし、結果的には得点をしたのはジズー(ジダンの愛称)の素晴らしいFKと、アンリの素早い飛び出しでPKをもらってジズーが決めて勝ったのも確か。結果としてはいいのか?それでもフランスというべきなのか?
ジダン対ベッカム。PKを外したベッカムと決めたジズー。その差だったとは決して言うまい。
なんにせよ、最後の最後で勝利を握り締める事ができずに、手から零れ落ちてしまったイングランド。これが自滅への道を歩き始めなければよいが。
そして、この試合をどんな形にせよものにしたフランス。史上初の連覇へ大いなる野望の一歩を踏み出した。
どちらもこのままだと微妙なのだが・・・。


Be the first to comment

Leave a Reply

Your email address will not be published.


*


CAPTCHA


このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください