本当の強さがそこにはある ギリシア対チェコ

えぇ、もう後何時間で決勝が始まります。ようやく寝不足から解放されるという安堵の一方、終ってしまう哀しさも当然あります。
で、すっかり忘れてました、準決勝ギリシア対チェコ。もちろん、ライヴで観てたんですが、まぁ、ばたばたしてたんで・・・。
もちろん、ネドヴェドの負傷交代は結果としては痛かったです。チェコも押してました。けれど、ギリシアに受け流されていた感はいなめませんでしたね。
ギリシアはキングオットーの規律正しいサッカーを完璧にこなしていました。まるでカテナチオのイタリアとシステマティックなドイツの強い所を併せ持ったかのように。まさに、してやったり、な感じで。どこかのテレビ局のスローガンみたいなタイトルですが、非常に強いサッカーです。全員一丸となったサッカーは、何度も言いますが、日本のチームの参考になるんじゃないでしょうか?アジアの中では「個」が輝けるかもしれないけど、アジアを越えた戦いでは、そうはいかないだろうし、こういうサッカーは強いですよ(北欧もそうだけど)。是非。
しかし、レハークーゼンはギリシア国籍をもらったり(問題はなければ)といまや英雄ですね。就任直後は、やはりメンタルな面や政治的な面で苦労したようですが、それを「結果」で黙らせるという事は並大抵ではないでしょうが、確固たる意識と采配はアドやサエス、トラップとは一線を画した采配であった事は間違いないでしょう。
確かに、じゃあ次の大会があったとしたらすぐにまたギリシアが決勝進出か?にはならないでしょう。
しかし、ここまで上がってきたのは1992年のおとぎ話のデンマークのような勢いではないはずです。
自分達の身の丈を分かった上で行なえるサッカー。もっと言えば、監督が戦略としての目的を明確に持って、きちんと指示でき、選手達は自分達の事を分かった上で、どういう動きをして監督の戦略に合う戦術を「きちんと
」行うことができるサッカー。実はこれって本当に難しい。
それをもっているチームは本当に強い。本当の強さがそこにはあるんです!それはミナクルではなく、必然として。


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