美しく描いた720  上村愛子メダルに届かず

コーク720。
ちゃんというとコーク(スクリュー)セブントゥエンティ。
上村愛子が第2エアでやった技の名前である。
とても高く美しい軌道を彼女はこの白いキャンパスに
描いた。しかし、タイムは28秒47。
長野から8年。
悲願の、待ちに待ったメダルは今回も届かなかった。
モーグルはターンとスピードでの勝負となっている。
美しいエアはスピードのロスをも招く。
今回はそれが顕著になってしまったようだ。
メダルを獲った選手は26.27秒台。
金を獲ったジェニファー・ハイルはスピードもターンもエアも見事(ただ、ゴール前のターンはミスったが)。
放送ではきっと上村愛子に対して「ありがとう」とか惜しかったけど、大丈夫!とか言われる事になると思う。
ただ、今日はそうじゃないだろうと感じる。彼女自身は世界でもトップレベルだし壁はそれ程ないだろう、メダルを獲る力は間違いなくあったと思う。ただ、まだ獲るのに必要な「何か」が足りなかったように思う。だからすごく残念だし、そこにありがとうという言葉は私はかけられない。もちろん、一時モーグルからスキーから離れようとも考えた彼女の事を考えたら、言えるかもしれない。ただ、今第一線で競技を行っている彼女にはかける言葉でもないように思う。
今回は5位入賞。でも、これは誇ってもいい5位だ。
また4年後。
今度こそ本当に彼女の笑顔が観たい。


1 Comment

  1. 上村愛子は凄い!

    女子モーグル 期待の上村愛子はメダルに届かず、5位に終わりました。でも、凄えよ、上村。プレッシャーのかかる一本勝負の予選から、ためらうことなく大技3Dを繰り出して、そしてものの見事に決めちゃうんだから

orfeo.blog へ返信する コメントをキャンセル

Your email address will not be published.


*


CAPTCHA


このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください