さらに高みへ チェルシー対バルセロナ

チャンピオンズリーグ1回戦 1stLeg チェルシー対バルセロナが
スタンフォード・ブリッジで行われました。
昨年も同じところで同じ対戦が行われたこの「因縁」浅からぬ対戦。
かたやプレミアチャンピオン、かたやリーガカンペオン。おそらく今世界で一番ギスギスし緊張度も高く高いレベルでの戦いになると思ってました。
今回もライヴでは家で見ることはできませんので、恵比寿のFootnikで観戦。ここで、2年前のバルサツアーで、そして去年のバルサツアーで知り合った人などが多数いたこともあり、今回はこちらで観戦に決めました。
さて、映像がスタンフォード・ブリッジに切り替わりました。
ピッチ酷!
おいおい、いまどきの高校サッカーでもないような剥げたピッチ。ってか、おまえこれ土じゃん・・・。こういうスタジアムはUEFAの規定で使えなくしろよ、「最高の選手」が「最高の状態」で「最高のクラブ」をきめる大会でしょ?確か。
これだとバルサのパス回しには確かに厳しい展開になる予感で、不安には少しなった。
試合序盤、予想通りピッチの状態にボールが転がらない。バルサ側も結構苦慮してました。しかし、そんな中1人輝いてる選手が。
レオネル・メッシ
あんたすげぇよ、って全員言わざるを得ないプレイを連発。でもこれが彼のスタンダードなプレーです。スタメンを見てて、穴はデル・オルノぐらいしかないじゃん、って言ってたんですが、これがまた面白いように行ってくれる訳です。しかもロッペンすら翻弄。やっぱあんたすげぇよ。
それが功を奏したのか、前半37分。鬱憤の溜まっていたデル・オルノさんやってくれました。メッシへのタックルでタヘルタ・ロハ。チェルシーさん1人少ない状況になりました。普通のタックルしてたらたぶん、アマリージャで止まってたでしょうけど(抜けてたら決定的だったため)足上げてひざにいってましたからね、その前にもカードでるプレーありましたし。しかも審判からは良く見える位置でした。チェルシーサポレッドじゃないだろう、と不満たらたらでしたが、ありゃ仕方ないですよ。
そして、苦虫をかみつぶしたかのような表情をみせるモウリーニョはジョー・コールに変えてジェレミを投入。ジョーコールは2戦目に温存という側面もあったと思います。チェルシーは少しずつ綻びが出始めたものの、カウンター狙いのきっちりとした守りのサッカーでバルセロナの決定機をなんとか防ぎました。
前半0-0で終了。
クレスポに変わってドログバ投入。これが大成功という事で、すきあらば狙ってきます。そのためにバルサも集中力を途切れさせるわけにはいきませんでした(この後もドログバは素晴らしいプレーを続けます)10人対11人。運動量の差も現れますが、バルサよりの膠着状態が続きました。試合が動いたのは60分。
ディエゴ・モッタ!!!
がオウンゴール・・・・・・・・・・・・・・・・・・でチェルシーが1点先取。おいおいおいおいどーなってんだ。うーん、昨年のことが頭をよぎる。結果だ結果、この試合は結果勝てばいいんだ。とりあえず、自分を言い聞かせました(笑
しかし、この失点がバルサの面々に火をつけました。
展開が速くなってきてだんだんチェルシーの中盤にも穴が開き始めました。ライカーも展開をみて、モッタOUTでラーションIN,シウヴィーニョINジオOUTと変化させていきます。
そして72分。ロナウジーニョからジョン・コール!!!!
ん?あれ?なんとなんとチェルシーもオウンゴール。1-1同点!
そして80分。いままで中盤までさがってボールをさばいていた(てめーFWだろ?)サミュエル・エトー!逆転1-2!
あんた偉い。中盤で消えてようが点とりゃえらい、それがFW。そして、そのまま終了して1-2
FCバルセロナが勝利しました。いやよかった。正直ドローで御の字と思ってましたんで。
しかしチェルシーはやはりいいチームです。特にペトル・ツェフ。あいつぁ「神」です。判断力と反応は抜群ですね。キーパーとして言えば彼とジャンルイジ・ブッフォン、イケル・カシージャスは「別格」です。
そして、是非記していたいものとして、審判のミスジャッジも多く見られた事です。少なくてもバルサのハンド1回、チェルシーのハンド2回(しかも決定的、PKじゃん)見逃しました。しかも、ものすごく分かりやすそうなものを。ありえねぇよ。
デコは今回は消されてしまいましたね。多分、これはモウリーニョの判断でしょう。彼のパスを断ち切らないといけない事は充分に戦術として正しいものですから。そして、ロナウジーニョ。一瞬一瞬の輝きはあったものの、光り輝くというところまでは行き着きませんでした。中盤の穴が開いてきたところからは良くなりましたが。しかし、デコが消されてもロニーが止められても、エトーが消えててもまだ他に誰かいる。今日のゲームは明らかにレオネル・メッシのゲームでした。しかし、誰かのチームではありません。今のバルセロナが強い原因を改めて感じさせてくれた試合でした。
正直に言えば、10対11人になったこの試合でもう1点入れてくれればカンプ・ノウではかなり楽になると思ったんですけどね。いくらホームとは家。
相手がチェルシーです。去年のこともあります。ライカールトはここは慎重に慎重を重ねて臨むでしょうね。
今回は同じ対戦という事でリベンジリベンジという事が叫ばれてます。
しかしそうでしょうか?私はそう思ってません。
なぜなら前回の敗戦は自らが引き起こした「失態」からなのですから。
この闘いはリベンジなどではありません。昨年残した自らの失態とミスを拭い去り、昨年よりもより強くなったチームが乗り越える為の「踏み台」の一つなんですから。
チェルシーに負けることが許されないのはそのためです。
次回3月7日。見逃せるはずがない。


1 Comment

  1. 歴史は繰り返すのか (欧州CL チェルシー対バルセロナ 1st.legより)

    昨日は来週のJリーグ開幕を前に、ゼロックススーパーカップであるガンバ大阪対浦和レッズの試合が行われました。結果は1-3で浦和が勝利しました。残念ながら、私は最初の10分く

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