■メイウェザー、判定でデラホーヤ破る…5階級制覇、引退へ(読売新聞
もし、現役を続行したとしてもコットやモズリーがいるウェルターを選択せざるを得ない訳でね。それを考えると、まぁ、無敗で「勝ち逃げ」も彼らしいし、選択としては間違ってないんでしょうね。だから、いまいち一般的な人気はあまり出なかったのかもしれないけれど(いや、本当に強いですよ、彼は)、今回でも何十億ももらえるわけだし。ファンにとっては非常に残念ではありますが。
試合の方は、正直淡々と進んでいきましたが、序盤は意外にもデ・ラ・ホーヤが攻めていきメイウェザーがかわそうとする内容。後半になるとデ・ラ・ホーヤが目に見えて疲れた所をメイウェザーがついて有効打を出していくという感じで、デ・ラ・ホーヤからすれば中盤でペースを奪えなかった事が敗因かもしれませんね。試合勘という意味でもやはり微妙でしたしね。
スピードがパワーを上回ったという言い方ももしかしたらできるのはかもしれませんが必ずしもそうとは言い切れない試合でもありました。
ただ、判定という部分ではどっちが勝ってもおかしくない試合でした。審判の判断基準によってどっちを取るのか、という試合でしたから(この点で日本のチンピラ元チャンピオンの疑惑の判定試合とは質が違います)。
全体的な視点でみればデ・ラ・ホーヤが負けてしまっても仕方ないなぁ、という感じでした。それでも、序盤のあの動きがまだできるなら、現役続行しても誰も文句は言わないでしょうね。
世紀の一戦は試合内容からすれば世紀の一戦にはなりえなかったですが、それでもいい試合はいい試合でした。
ボクシングって、こういうもんじゃないですかね?
チンピラが喧嘩するのとは「訳」が違いますから。そして面白い。
それを当たり前に再認識するような試合でしたね。
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