宇多田ヒカル 「誰かの願いが叶うころ」


宇多田ヒカルのニューシングル
誰かの願いが叶うころ (映画『CASSHERN』テーマソング)
が先週リリースされました。今週オリコン1位ですが、週計15万枚強。それでも15万枚しか売れてないんだ、というのが私の感想です。え、だって宇多田ヒカルで600円代の値段だよ?
さて、この楽曲。非常にシンプル極まりないし、トーンを落としてある種せつせつと歌っております。今のシーンとは画している印象さえ思える地味な曲。
でも、それでいいのです。そこに彼女が意図しているものを表しているんじゃないでしょうか。
それに加えてこの歌詞がこの歌声で届く事で一層じわっと心に染みてくる。この歌詞はすごいですよ。ほんと(歌詞カード見ながら聞いてみて下さい)。
だからこそ、この曲を何度聴いても飽きないし、これを喧騒の中で聞いていても、今自分が何処にいるのか?と一瞬迷ってしまうようなある種の隔絶感・困惑感を感じずにはいられない曲でもあります。こんな感覚ってそうそうない。
 
シンプルな曲だからこそ、彼女が何を届けたいのか、歌いたいのかが完璧に明確になっているこの曲はある種、地味に思われるかもしれませんが、ずっと歌われる彼女の代表曲にだってなりえる曲ではないか、そんな気がします。


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