仮面ライダーじゃなくて「鬼」でした。

毎年この頃になるとライヴマスターさん恒例といってもいいかもしれませんが、仮面ライダー響鬼今日最終回でした。
名古屋のホテルで7時57分にぱちっと眼が覚めた私。
一体なんなんでしょう(笑
さて、最終回。
「おろち」を鎮める為に、今まで出た(OR初登場の)「鬼」が勢ぞろいするんだ、とかラスボスではないのだが、「おろち」が登場して、主人公がばしっと綺麗にやっつけて幕を閉じるんだ(映画では出てるらしい(見てない)とか、色々思ってOPに、さてこれからどうなるんだ!!!!とちょっと期待しつつ。
CM明け。穏やかな日常。-一年後-
え、一年後?あ、あれ?
戦闘終了。
おろちは「伏線」かよ!
こんだけ出るぞ出るぞと盛り上げといて、一般人も被害とか増大してたようなきがするんだけど、あれで終わり?
おろちを鎮める為に鬼を集めろ、とかいう伏線もあったはずなんですが、綺麗さっぱり忘れ去られてました(ありえない)
もうそれでガクっときた。
ま、主人公の男の子(明日夢君)のライバルとして出てきた男の子(桐矢)が出てきたところらへんから、何だか雲行きが怪しくなってきた脚本は結局最後の最後までグダグダのままでしたね。斬鬼さんの死も中途半端ないらないエピソードだよ。だったらその辺最後にまとめろよー、と。
桐谷が鬼に変身してもやられちゃう所がらしいんだけど、じゃあ結局彼を出した事で成功した脚本なんてあったのだろうか・・・。もっとまともに書いてほしかった。
そして、裏で魔化魍を手引きしていた(とはまた違うんだけど作っていた)男女二人も最後は操られていたことが判明。
はい、これも蛇足で、そんなのが出てくること自体微妙。
彼らも結局はそんな存在にすぎないんだ、といいたかったのだろうが、その試みは大失敗に終わってます。ってさ、同じ役者を変に使いまわしてさ、メイクも微妙でさ・・・安っぽいんだったら出さなかった方がよかったんじゃないの?
最後は響鬼さんと明日夢くんが並んで話す。
やはりこの二人で締めましたか。
まぁ、前向きに考えると明日夢君が鬼になるとは思ってなかったし、
最後に自分で語ってるんだけど、
 ”響鬼さんに憧れて、自分もそうなりたかった。でもそれじゃ違うんじゃないかと。自分にとっての生き方は自分で見つけてそこに向かっていくんだ”というのは、初回の放送からリンクできてる話だし、中途半端に穏やかにでも不安を隠しながら自分を出せなかった少年が自分の道を見つけてそこに進んでいく成長を描いたドラマとしてはとりあえず無難にまとめました。今回書きたかったことはそれなんだしね。そして、そんな明日夢君に「初めて会った時から、明日夢は俺の自慢の弟子だったよ」「これからは俺のそばで自分らしく生きてみな」というくだりは彼ら二人が人としてのつながりと、依存ではなく対等に認められるという事を感じさせられる最後でした。
それぞれにそれぞれの生き方がある。
そこは余韻をもって終わったんだろうな、と思います。
前作の「ブレイド」はダークな終了の仕方でした(子供番組とは思えない)があれは、原作者の石ノ森章太郎さんの「ダーク」さを思えば仮面ライダーを「継承」していて、私はいい終わり方だったと改めて思いましたが、これはこれでよかったんじゃないですかね。(前前作の「555」は?だったし、「龍騎」は夢オチで今までの事はなし、だったから)
結論としてはこれ仮面ライダーって付いてますが、劇中仮面ライダーなんていう言葉は一言もでなかったように思います。
これは「鬼」のお話で別モンです。まぁよく言う「権利関係」で仮面ライダーとつけざるを得なかった感がとてもありました。
とはいえ、俳優は響鬼(細川茂樹)斬鬼(松田賢二)など演技もちゃんとできる人が多かったと思うし、布施明さんも出演していい(面白い)配役だったとおもいます。女性陣も。おそらく今までで一番まともだった。ここは評価していいと思いますし、変な話今回の物語は一番「スピンオフ」が出来る物語でした。この続きは別にいいんですが、なんかスペシャルとかでそういうのみたかった気もしました。
うん、そう考えると面白かったと思います。
脚本さえ、しっかりしてくれれば。
まぁそれはいうまい。
で、次回作「仮面ライダーカブト」
なんか次はちゃんとライダーっぽいです。
・・・・しかしねーカブトムシってさ、
仮面ライダーストロンガーってのが既にあるんですが。


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