一青窈のライヴ見てて

今WOWWOWで一青窈の2006年のツアーのLIVEをやってるので、
なんとなくみてる。
Excite Music Festival ’06 2nd dayをみても思ったんだけど、もらい泣きにしろ、シングルの時のアレンジとは本当にちがってます(まぁExciteの方が全然違ってたけど(笑)。
確かに聴きなれたVer.ってのは肌に合うだろうし、落ち着く。
けれど、そうじゃなくて「今の気持ち」を元にした楽曲のアレンジっていうのをとても大事にしている。Exciteにも書いたけど、この人は本当に自分の今の気持ちを正直にどうあるのか、考えた上で表現していこうかを考えているんだな、と思います。
自分をどう魅せる、ということに関してはデビューの時から非常に考えていたと思うのだけど(伊達に慶應のSFCではない)、なんか今はある程度認知された上でどうしたいのか、を考えてるんだろうなととても感じます。
実際に、この映像で見てても、アルバムなどに収録されている楽曲アレンジに忠実に演奏しているものも多い。むしろ、シングルとかおそらく聞きなじみのある曲をうまく「崩して」いる。
元のアレンジで落ち着く、のではなく自分の今の世界観をはっきりと出す為に、あえて破壊して違う表情を見せる。
これはとても大事な事だと思います。
クリエイティヴな視点から言ってもね。
もちろん、リスナーの望みどおりのアレンジで演奏してくれるアーティストもたくさんいます。
でも、中にはそれを潔しとしないアーティストもいる。
考え方はどっちもどっちなのですが、もし、昔の方がよかった、というのであれば、その当時の「音」は残ってるだろうから、それを聞けばいいと思います。
今、をみるから、LIVEなんです。
それもLIVEの醍醐味。破壊だけではなくて、楽曲がより練られて完成する場合も往々してあるしね。それも一つの先へ進む方法。
でもどんどんと曲のアレンジが変わっていっても、基本的に本人は絶対に変わらないと思います。それがアイデンティティであり、クリエイティヴでもあるし。本質や核心が変わるわけではないしね。むしろ、それを如何に感じることができるのか、なんだろうね。


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