3/13 落語で逢いましょう 司・馬吉 二人会

3月13日はGREE着物コミュ主催の落語会も早いもので5回目。1時間前に神保町に着いたので10分前に会場に行けばいいや、と色々神保町を散策してからの入場。らくごカフェになってから、4回目、この二人会になってからは3回目?という事。2,3回目は仕事で行けなかったんですよね。
3/13 三遊亭司・金原亭馬吉二人会
司・馬吉 ご挨拶
三遊亭司  花見小僧(おせつ徳三郎・上)
金原亭馬吉 井戸の茶碗
仲入り
三遊亭司  刀屋(おせつ徳三郎・下)
結論から言うととてもいい会でした。この会は本当にいいですね。
あ、そうそう、挨拶はあったほうがいいですよ(ご両人へ)。
それは落語会でもありますけれど、着物コミュから始まった会でもあるし、なんだか通常の会とはまた違うところがこの会の魅力だと思いますので。なので、是非次回も挨拶アリでよろしくです(苦笑
挨拶の後、司さんは花見小僧。この噺あんまり聴かないのですが(ってか初めて聴いたか2回目かぐらい)おせつと徳三郎でおっ、今日は、とは思いました。そういや司さん長い噺やるって言ってたし。でも、こういう会ならではだと興味深く聴いてました。ま、この噺はオチがないですしね(苦笑
続いての馬吉さんはいい感じで井戸の茶碗。この噺は聴いた人はわかると思うのですが、全員正直者で真面目な人たちの噺。なので、普通に聴いてても、堅苦しくてさらっと流れちゃう可能性もあるわけです。
でも、この前の落語会でいい感じに日本酒を飲んできた馬吉さん(笑
元々の馬吉さんの口調にもあってて、いい感じでした。
そうそう、仲入りには司さんから花見小僧に出てきた長命寺の桜餅を会のみんなへ差し入れ。演者が差し入れっていうなんともアットホームなのもこの会の魅力でもあります。ご馳走様でした。じゃあ、次は鰻の話でw。
仲入り後は、司さん。
前述したように。花見小僧やったから、もしかしたら、って思ったわけですよ、で、予想通り花見小僧の続きの噺でもある「刀屋」。実は私、刀屋を昨日柳家花緑さんで聴いてるのです。
でもね、こういうのが落語の醍醐味っていうのかな。
2日連続同じ噺。でも、同じ噺にはならないのが落語です。
連続して聴くと何をどうしているのか、っていう違いがわかってより楽しいのです。簡単に言えば、刀屋単体だったら(花見小僧から続けての)冒頭の説明はないわけだし、話のあらすじは同じでもサゲが違えば、その中の話も変わるわけです。実際、花緑さんと司さんの刀屋は違いました。
何を削って、何を足して、噺をどう練り直すのか。
ちなみに、両方共サゲは通常の刀屋とは違ってました。
(ちなみに花緑さんはいかだではなくて船に落ちます。で、その船頭は刀屋のいなくなったせがれ。で、噺がまだ少し続きます。)
司さんは非常に丁寧に情景描写をしてくれたから、噺をはじめて聴いた人もすんなり入ってきたと思うんですね。また、花見小僧があったが故の人物への入りやすさもそう。ご本人は出来は最悪、って言ってたけど、たぶん聴いてる人はそういう風に感じなかったと思う。(ここが演者と聴者の差でもあるんだけど。司さん、真面目だからな~。)
いい「おせつと徳三郎」でした。あ、続けて聴いたのは多分初めてでした。そういう意味でもなんか凄く嬉しかったです。
噺家が違えば、噺がかわる。
噺家が同じでも今日の噺と明日の噺でまた変わる。
聴けば聴くほど落語って深いし、楽しいんです。
だからこそ、何を聞けばいいのかな、っていうよりとにかく気軽にでいいと思います。巷でお勧めをされている噺家さんとかでもまずは1席聴いてみて欲しい、って思います。(これは音楽と同じです。落語と音楽は本当に共通してると思います。)
次は7月24日かな?今回行けなかったという人はもちろん、はじめて落語を聴く、という人には本当にお勧めの会です。また、ブログやつぶやきなどでも紹介しますので、その際はぜひ、覗いて見て下さいね。
それでは、また落語で逢いましょう。


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