USTREAMは本当にどこでもドアの感覚で、私達を「そこ」へ連れてってくれる
面白いメディアだなぁと最近特に思う。
2日は坂本龍一氏のバンクーバー公演を見ていた。
開始する30分前から4,5千人もの人が同じ画面をみて待機していた。
元マイクロソフトの古川氏とデジタルステージ平野氏が関わってるらしい。
なお、平野氏が手伝いに行ったのは古川氏にツイッター上で「手伝いたい」
とツイートしたのが始まりである。
詳細はここにある。
@samFurukawa さんによる教授 @skmt09 のアメリカツアーをUSTするの巻
これも凄いっちゃ凄い話でツイッターの作用の面白さがわかる話ではある。
配信している音質も44.1kHzで行い、Ust用のミックスや調整をしていた
ようである。そういえば古川氏が事前のツイートでAPOGEE DUET購入した
とか書いていたが、そうかあれはこれに使ったんだと後で納得した(笑
USTのTLでUSTのミックスだから音がいい、と書く人もいたが、厳密には
その表現は何かおかしい。ちょっと違うんだけど、まぁいいや。
LIVE自体は現在進行形の教授を見られたとても素晴らしいものだった。
自動演奏されているピアノと教授のピアノ。美しい旋律と現代音楽を
組み合わせたような、こうきたか!と感嘆するものだった。
そしてまた気分が高揚とするようなPfは本当に凄い!と感じるLIVEだった。
このLIVEの模様は最小工程を経てiTunesで配信されるのも素晴らしい
ビジネスの手法だと思う。何千人と無料で聴いていて、その人たちがDLする。
なおかつ口コミで広がってもっとたくさんの人が購入する。
FREEから始まる音楽ビジネスの正しい使用法を教授は使っている。
もちろん坂本龍一という皆が知っているアーティストであるからこそ成立して
いるだろうけど、そういう手法や可能性を貪欲に進めていられるのは、
ひとえに様々な活動を通して行っている事とコモンズという自分の庭である
レーベルが存在しているがゆえにやりやすいのかもしれない。
(なお、Deccaとの契約があってこれは日本でしか発売されないとの事)
11月3日のRegency Ballroom/San Fransisco公演もUSTREAMで日本時間
4日の12時ごろから配信されるとの事なので、こちらも非常に楽しみである。
USTREAMは本当に身近なものになっていくんだろうなとこういう番組を
見るたびに感嘆する。可能性の広がり。さて、私はこのメディアをどう使おうか。
playing the piano out of noise North American Tour 2010
2010/11/01
Vancouver,BC/Canada – Vogue Theatre
setlist
01.glacier
02.hibari
03.still life
04.nostalgia
05.in the red
06.a flower is not a flower
07.aoneko no torso
08.tamago 2004
09.bibo no aozora
10.high heels
11.the sheltering sky
12.the last emperor
13.behind the mask
14.tibetan dance
15.thousand knives
encore
e-1.merry christmas mr.lawrence
more encore
e-2.parolibre
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