「おはようパーソナリティー道上洋三のないしょ話」を読む。
本当にお勧めの本にまた出会いました。
泣ける、じゃなくて、泣いた。
温かかった。人と人が繋がる。
「いつもの」という”日常”を送る事ができるというのは、
どれだけ素晴らしく大事な事なんだと気づかせてくれる、素敵な本。
折りしも阪神淡路大震災の事にも触れている。
その時の感情・声・出来事も含めて書かれているので、
是非、今読んでほしい。
35年、いつもの朝。
その時間、ラジオをつけると彼がいつも「そばにいる」。
ずっと続けている事ももちろん素晴らしいけれど、
そこには聴いてくれているリスナーがラジオの前にいる。
道上さん自身も書かれているけど、決して自分達だけで作り上げたものじゃない。
リスナーが一緒に造りあげてきた「賜物」。素敵だよね。
人として、当たり前のことを当たり前のように。
想いを思いで誠実に返す。それだけ。
でも、それを続けることがどんなに難しい事なのか。
そんな積み重ねをずっと過ごしてこれるなんてなんて素晴らしいんだろう。
ラジオっていいね。
パーソナリティーの声とリスナーの声と想像がリアルに繋がる。
それはもう「絆」。強くて離れないモノ。
そんな番組、そんな”場所”を造りたいと心から願う。
道上洋三さんは、関西の人、それから阪神タイガースのファンには
よく知られた朝日放送の名物パーソナリティーです。
でも、彼の事、よく知らない人が読んでも、きっと心の芯が温かくなりますよ。
本当にお勧めの一冊です。
道上さん、あややさん、この本を紡いでくれて、ありがとう。
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おはようパーソナリティ道上洋三のないしょ話 | |
道上洋三
朝日新聞出版 2011-04-20 |
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