7年ぶりの邂逅 9/21-7-2 小林未郁@代官山NOMAD

さて。
あきいちこの次はトリを務める、主催の小林未郁。
彼女のライヴは実に、なんと7年ぶり。
忘れもしないあれは2006年。代々木Boogaloo(当時。今はBarbaraと名前変わったらしい)
というこれまた初めて言ったライヴハウスにこんな子がいる!ライヴマスター
是非観てほしい、と当時の鬼束ちひろのファン(アリアリ)に誘われて見に行った以来。
確かCD1枚、2枚出したぐらいで雰囲気も確かにでてるしというイメージで
今でも覚えてはいたのですが、その後なぜかライヴは観る機会もなく。
もちろん、色々な所でお名前はみかけていたし、タイミングがあえば観る
んだろうなって思っていたのですが、何故ここまで空いたのか。
それはわかりません(笑
彼女の歌は一言でいうなら”深淵”
その世界観にはまったら、抜け出せません。
視点を変えたりもしているけどディープである意味人間の心情の底を唄っています。
まぁ最後のセットリストをみてもらえばタイトルだけでも察しはつくと思うのですが。
歌詞もなかなか凄いです。本人も「落とすだけ落としといて」とか「ずっと
堕ちていくのもなんなので」なんて言ってましたがまさにそういう感じです。
たとえば「ご主人様」という歌はペットの視点からやさしい飼い主との楽しい時間
を奪わないで、という歌詞なのですが、飼い主が殺人を犯していていつか捕まえられて
離れ離れになってしまう。僕にはとても優しいご主人さまだからそんな大切な時間を
奪わないで、という歌だったりします。
まぁストレートに「ぼくのご主人さまは人殺しさ~」から始まる
なかなか軽快な曲調なんですけどねw
その他の歌も推して知るべし、です。この辺は是非ライヴを体験してみて下さい。
帰り際に実は7年ぶりにみます、なんてご本人に話したら
「!!!…20代のころですね(苦笑」みたいな。
CDを出したか出してない頃ですよね、なんてお互いに記憶の糸を辿りながらの会話で。
あ、そうそう、会場で声かける際に一応と思って調べてみると
彼女、「青の祓魔師」、「機動戦士ガンダムUC」、「ギルティクラウン」 、
そして「進撃の巨人」のサントラにも参加しているという一面もありました。
歌詞とともに深くその世界に誘う声ですので、当然ながら歌は抜群にうまいです。
こういう活動についてはどう思うのか、なんて質問をしたのですが、
自分にはない(創れない)世界をみせてくれるし、その表現において勉強になる
事もある。なにより呼んでもらえる事がすごくありがたいし、良い意味でも
音楽で食べていけてる。自分が表現していく歌の世界も大切だけど、他の方が作った
歌も大切に歌いたいし、この活動も大切にしたい、
と言ってました。
音楽で生きていく。そして、自分の世界を追求していく。
それはもう必然なんでしょうね。
”プロ”です。
今度は改めて、彼女のライヴに伺いたいと思います。
次は7年という間隔を空けずにね。
セットリスト
1.あやつり人形
2.飼育小屋
3.ご主人様
4.剥製と散歩
5.毒
6.つまみぐい
7.ぼくのお葬式
e-1.透明な青


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