The Oscar goes to…

つい先ほどアカデミー賞の発表がありました。予想としましては監督賞以外は的中。いい正解率でした。
というか予想でも私かいてますが、主要な賞はミリオンダラー、周辺の賞はアビエイター、という風に分けられた感は否めません。アビエイターはそれでも5部門を受賞してますしね。
ミリオンダラーは4冠ですが主要部門の受賞です。どちらにしてもこの2つの映画が賞を分け合いました。
作品賞…ミリオンダラーベイビー
アカデミーは大作ではなく、やはりヒューマンを選びました。
しかしながら、ダイジェストだけで見てもこの映画は観たい!と思わせます。役者の演技のみならず、クリント・イーストウッドにリスペクトです。
昨年のミスティック・リバー、今回のミリオンダラー。
すばらしい作品を世に送り出してます。75歳にしてまさに”栄華”を極める。
監督賞…クリント・イーストウッド
スコセッシは残念でした。しかしながら、今回のアビエイターではなく、次回作以降に可能性があるかもしれません。彼がリスペクトしてやまないAKIRA KUROSAWAの「酔いどれ天使」(三船敏郎の初主演作としても有名)をリメイクする予定がありますから、個人的には是非そちらでオスカーを獲って頂きたいです。
さて、イーストウッド。以前からそうでしょうがもう大監督ですね、主演だけではなく、作曲までこなし、このスクリーンから
出てくるすばらしい雰囲気とカット。文句ないでしょう。
主演男優賞…ジェイミー・フォックス
レイ・チャールズ再び。ジェイミーはRAYそのものでした。
これは彼にしか出来ないと思うし、このオスカーは本当に相応しいです。グラミーの時にも思ったのですが、本当にレイ・チャールズという人は「アメリカ」そのものだったんだ、と改めて思います。合掌。そしてその彼を演じきったジェイミー。彼はエイドリアン・ブロディーと共に、今後も追ってみたいとおもう俳優です。
主演女優賞…ヒラリー・スワンク
私知りませんでしたが、アネット・ベニング5年前のリベンジならず。受賞したのは5年前と同じくヒラリー・スワンクでした。
というか、彼女しか考えられなかったので・・・。
助演男優賞…モーガン・フリーマン
”ついに”オスカーを受賞しました。初めての受賞です。確かにアビエイターのアラン・アルダという名バイプレイヤー(しかも初ノミネート!)もいましたが、存在感と言う意味ではフリーマンが群を抜いているのではないか、と。非常に嬉しい初受賞です。
今回の主演男優、女優、そして彼。近年の黒人受賞はアカデミーの一つの時代の現れです。そして、それはまさしく正当なものである、そう感じてなりません。
助演女優賞…ケイト・ブランシェット
アビエイターはここで獲ってますね。
あとアートディレクション、衣装デザイン、編集CINEMATOGRAPHY(撮影?)の5冠でした。やはり周辺、な感じですね。
しかし、スコセッシは本当に獲れない・・・。ケイト・ブランシェットの受賞も問題なく演技が評価されてると思います。
いやぁ、映画ってほんとうにいいですね~


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