きた、きた、きた。
世界陸上ヘルシンキ 400Mハードル決勝は日本の為末大が
2大会ぶりの銅メダルを獲得した。2個目の銅メダル。
準決勝では上位に残れず、+2で残った(救われた)。
豪雨で試合が中断し、2時間以上も進行が遅れた。
濡れているピッチは水はけ処理がされているものの、滑りやすい。
フライングもあり、集中力がそがれようとしていた。
大本命のカーロン・クレメントはどうも予選からピッチとあってない印象だった(最後に力が抜けてフィニッシュしたようにも見えた)。
レース中にサンチェスがリタイヤした。
それらをプラスとしてメダルを手繰り寄せたのだ。
勝負師と自分で言ってるけれども、その真価を発揮した。
これは決して奇跡じゃない。運でもない。
全部をひっくるめて「実力」だ。
・・・思えばあの銅メダルから4年。その間に失意の中にいた。
いけると思った前回の世界陸上もオリンピックも駄目だった。
愛する肉親との別れもあった。プロフェッショナルであるために、
自分の道を突き進む為に、陸上だけにその身を捧げてもきた。
そして、成迫という競うべき日本人選手もでてきた。
そんな中での「勝負」となる大会で、結果を出した。
正式結果が出た瞬間にこぶしを突き上げ、倒れこみこみ上げる感情と涙にむせび泣くその姿は彼の苦しんで苦しみぬいた中にある「最高の結果」が自然に成したものなのだろう。
その姿に心を動かされずに入られない。
インタビューでも言っていたが、
エドモントンは母親に、そしてヘルシンキでは亡き父に捧げたメダル。
そして、自分の為にまだ先がある。
不死鳥は灰の中、再生する。
為末はまだ終わらない。
あと、言いたくないが本当に司会の織田は邪魔だ。
☆☆☆為末銅メダル☆☆☆
世界陸上第4日,男子400mH決勝で為末大が48秒10で3位に入り,今大会日本勢初のメダル獲得!!!いや~~,準決勝は+2でぎりぎり決勝に残れたから決勝はどーなるものかと心配してましたが素晴らしい!!悪天候の中,必死で走る為末選手はまさに「ラストサムライ」そのもの