うさぎは南へ

ハビエル・サビオラのセビーリャへのレンタル移籍が決まった。
もう仕方ないですね、こればっかりは。
もちろん、バルサ時代の実績は充分だし、ファンも多い(日本のファンも多いですよね)。
アルゼンチン代表としても、全然現役選手。未だ活躍の見えないマクシ・ロペスが
バルサにいられて、実績も結果も残すサビオラが放り出されるのだ、という声もある。
しかしながら、非常に重要でものすごく単純な理由でバルサにはいられない。
ライカーの中にサビオラというカードはなかった。
細かい事は省略しますが、とにかくレンタル移籍でも「場所」が出来たという事はサビオラにとってなによりでした。
宙吊りのまま、開幕を迎えるなんていう事は、前例もありますが(笑)、非常によいことでは
ありません。しかも、サビオラには来年のワールドカップも控えてます。
きちんとした状況で試合に出て活躍すること。
それは絶対に譲れないでしょう。
・・・本当はブラウグラナのユニフォームを着て試合に出ることが最上の喜びなのでしょうが・・・
唯一救いなのが、バルセロナへの思いが強いサビオラにとってレンタルでの移籍という事なのかもしれません。
それはまだバルセロナで活躍するというわずかなのぞみ、「命綱」は切れてなかったという事なのだから。
ただ、それは本当にわずかな望みである。
来年も今年と同じ状況が起こる可能性は非常に高い。
その時でもまだバルセロナへの想いがあるのか・・・彼の新天地での活躍を望みます。
あ、バルセロナ戦では活躍しないで結構ですから。
しかし、バルセロナって選手に対してこういう非情な所が往々にしてあるんですよね・・・。
それは批判ではなく、歴史なのですが。


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