It’s a historical moment!!!  イチロー258

ついにこの日がやってきた。
シアトルマリナーズのイチローがジョージシスラーの持つ、不滅の記録とうたわれたシーズン最多安打257を今日追いつき、そして追い越した。
あいかわらず、あっさりと。
加えて、4年間の安打でもテリーの918安打をも追い抜いている。
まさに歴史的な瞬間に直面をした気分である。
思えば、彼が日本で1軍に上がってきたときから「規格外」であった。
数々の記録とともに、海を渡り、そして彼の地でも同じく「規格外」の
事をやってのける。
それはある意味恐ろしいものである。
通用するとかしないとかそういうレベルなぞ初めから越えていたのだから。
記録が達成された瞬間。
正直、こういうものに直面したときに、言葉なんていらない。
すばらしい、とかすごいとかすらいえない気分である。
おめでとうという気持ちすらなかった。
私はただ、そのシーンに感動するだけであった。
もうそれで充分だった。
しかしながら、メジャーリーグはこういう瞬間はいつもいつもすばらしい。リプケンもマグワイヤの時もそうだったが、達成した瞬間、観客すべて、そして選手・スタッフまでもが彼を賞賛する。賞賛すべき時には諸手をあげてリスペクトする。まさにアメリカ、なのである。
だからこそ、私はメジャーのほうががすきなのだ。
つまらない日本の「エセプロ」野球なんてスケールの非ではない。
日本は選手も含めてもっとプロフェッショナルとリスペクトされるように努力をすべきである。
マリナーズ全選手が出てきて、彼を祝福した。
そのシーンはこちらも熱くなるほどの、感動的なシーンであった。
彼は汗をふいただけですよ、というかもしれない。それでも笑顔とともに彼の中にこみ上げているものがあったのではないだろうか。そして、シスラー氏の娘さんをはじめとした親族への挨拶。
過去と現在をつなぐかのような象徴的なシーンだった。
そして、観客のスタンディングオベーションと歓声。本当にいいシーンだ。
彼は記録を達成した。今259安打で記録更新;スチールなど彼のスタンダードプレーにあっさりと戻っていること自体がすばらしい。
今現在彼の記録を破る事ができると考えられるのは世界中でただ一人。
ICHIRO本人だけだろう。
偉業。そんな言葉などもう必要ない。
確かに彼は今日258安打という新記録を達成した。
しかし、彼はまだ歴史を刻む。
そう、今シーズンが終わっても、彼がプレーを続ける限りである。
その痛快さを私たちは観客として楽しもう。
おめでとう。


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