光を与える20年ぶりのメダル アーチェリー 山本博

アーチェリー 山本博選手が銀メダルを獲得し、ロサンジェルス五輪以来20年ぶりにメダルを獲得した。5連続五輪出場は日本史上初なんだそうだ(過去、5大会の代表選手は二人(射撃とアーチェリー)いるそうだが、ボイコットしたモスクワ大会も含んでいるそうで、実質5回は日本人初との事)
しかし、20年ぶりっていうのが、すごいんですよ。
先日、扱いこそ小さかったんだけど、世界チャンピオンを破ったという記事が出ており、すごいなぁ、このままメダルでも取っちゃわないかなーと気軽に(すみません)思っていた矢先の結果でしたので、驚いております。
「ひりひりする」
個人的にはこの競技(弓道も含めてです)を見ていてそう思う。
離れた的に向かって打つ姿はとても集中力がみなぎっていて、こちらも固唾を呑んで見守ってしまう。
その空気の静けさと冷たさを切り裂いていくかのように、向かっていく矢。
そしてあれだけ離れていても、わずか数CMの中心に刺さってしまう技術。
ましてや山本選手はお年を召されている(失礼)ので、視力の衰えは隠せないだろうと思う。
それでも、世界で2位になるんですよ!
すごいですよ。
アーチェリーははっきり言って五輪でしか見ることのない人が多いと思う。私もたまたまつけてたらやってたんだー、ぐらいにしか思わない競技です。ただ、あのひりひり感はそういう偶然の視聴でも感じる。そこにひきつけられてしまいます。
余談ですが、弓道の場合は、衣装?から立ち振る舞い、一つ一つの動作が美しいと思ってます(あぁ、たいてい見るのは女性です、一応)。日本を感じます。
このメダルで光が当たればよいと思う。
それはアーチェリーという競技だけではない。
彼の同世代についてもである。
気持ちさえしっかりしていれば、まだまだやれる。
「20年かけて、銅を銀にしたので、あと20年かけて、(銀から)金メダルにしたいですね」
そう願いたい。
これは燦然と輝く銀メダルです。


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