世の中はSNSな時代。
リアルタイムでアクションし、情報が入ってくる上でも
とても便利な世の中になっています。
しかしながらそれが弊害になってしまう事も多くなってきました。
例えば最近でも話題になった芸能人の無断撮影の件。
この1ヶ月ぐらいでもきゃりーぱみゅぱみゅさん、市川海老蔵さん、
有吉弘行さん、ダレノガレ明美さん
などがこの件で苦言を呈してたというニュース記事がありましたよね。
携帯やスマフォで簡単に撮影できる為に起こる事ですが、
個人的には「やめてほしい」です。
もし撮影してもインターネットにはUPしないのがマナーです。
撮影者が著作権者になるのでそこまではよいとします。
(ここまではもう仕方ないとも言えます)
しかしそれをインターネットに挙げた瞬間肖像権の侵害になります。
宣伝になるからいいじゃないと言い訳にする人がよくいますが、
それは単なる自己中心で自己満足的な「押し付けた善意」でしかありません。
善意は見方によっては悪意に変わる事もあります。
よかれと思っていたものが単純に迷惑になる場合があると
気づいた方がいいかもしれません。
例えばその場で写真OKしてもらってもそれをインターネットで拡散する事までは
OKしていない事にどうか気づいてほしいと思います。
両方OKだったら何の問題もないと思いますけど。
便利なツールがあるから何でもかんでもやっていいという事
にはならないですよね。
この事例は芸能人だけでなく、かなり多いです。
もし自分が勝手に写真撮られて勝手に拡散されてたら、どうですか?
それと同じように最近よく見かける違和感があります。
他人の名前の取り扱いです。
よくイベントのお誘いで誰々が来訪するので会いたい人は来てね、
と言われる事があります(特に昔のITのイベントに多かった傾向ですが未だにあります)。
その会の中心となるゲストとしてなら全然よいと思います。
しかし、来てくれる人が普通に来場するゲストならどうでしょう。
これ単純に「名前を「ダシ」に使っている」事になります。
正直こうやって宣伝をしていくと確かにお客さんはくるかもしれません。
でも、その人は信用されなくなります。
特に名前を使われた人にバレた場合。
そんなつもりはないです、と言うかもしれませんけど、
それは結局自己中心的な考えにしかならないと思います。
いくら知り合いだとしてもとてもいい迷惑になる場合があるという事です。
他人と一緒に居た、というツイートや日記も同様です。
そのイベントにお忍びできてる人がいたとして、
一緒にいますとか会いましたと書かれるのがマズイ場合もあります。
極端に色がつかないように気をつけている人もいます。
うまく都合をつけて来たけど、ここに来る事によって他から
呼ばれていたイベントへの顔が立たない人だっているかもしれません。
そんな人が気軽に自分の名前を書かれたらどう思うでしょう。
自分の行動だけであれば全然よいと思います。しかし、
他人の名前を使う事によって「人を巻き込む行為」になります。
巻き込まれた人で嫌な思いを一度でもしたならば、
その人とはもう一緒に行かないようにしよう、
人を紹介するのもやめようという気持ちになり、
結局損をするのは他人の名前を使った方になります。
誰も得をしないという事です。
それは完全に「想像力の欠如」ではないでしょうか。
写真を撮ってUPするのも、日記書いたりツイートするのも
他人の名前や行動を含める事で余計な火種になるのではないか。
それがまずい場合が発生する事に気づかない。
自分なりのルールがあるのはよいのです。
しかしそれは責任を取れる範囲のみで行った方が無難ではないでしょうか。
もちろん後で一緒に来たり会った人が日記やツイートに書いていたり、
同じように積極的にSNSを使って紹介している人であれば問題ないと思います。
しかしそうではない人もいます。各人について聞いたり考えられないのであれば、
他人の名前を気軽に使うのを控えるのが余計な軋轢を生じずにすみます。
SNSは個人的に書き、誰にも公開しない「日記」ではありません。
限定しても外に公開していると「大前提」を今一度考えてみるのはどうでしょうか。
便利なツールだからといって勝手に名前を使ったり写真を撮ったり
する事はマナー違反につながりかねない。
凄く当たり前で常識的な事なのですが、最近周りでもしばしば起こっています。
SNSはもはや世界の一部であるけれど、それが一般社会の常識にはなり得ていないのも現状です。
ツールはどんどん便利になります。
でも使い方を間違えると厄介なツールになります。
そして自分の信用に還ってくる事態を引き起こしかねません。
そんな事を今一度考えてみては如何でしょうか。
自戒を込めて。
Leave a Reply