Donald fagen 「Morph the cat」

モーフ・ザ・キャット モーフ・ザ・キャット
ドナルド・フェイゲン

ワーナーミュージック・ジャパン 2006-03-29
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日本ではまだ発売されてません(3月29日予定)が、輸入盤で購入。
待ちに待ったDonald Fagenの3枚目のソロアルバム。
1枚目のThe Nightflyから24年。11年ぶり2枚目のカマキリアドから13年。
この人のアルバムタームは長いんだけど、どのアルバムも時代を超えて今もここに存在しています。外れのないミュージシャンの一人です。
特に1stの「The Nightfly」っていうのは本当にミュージシャンズ・ミュージシャンアルバムで、ミュージシャンがほれる、エンジニアがほれる、時代を超越してきたアルバムです。
スタジオでの「音」の調子を聴く為にこのアルバムが使われるぐらいみんな「基準」にしていますし、この年のグラミーを独占したTOTOのメンバーが「ドナルド・フェイゲンのアルバムが獲ると思っていた。彼は素晴らしいアルバムを創った」と評したように今も多くのミュージシャンが彼のアルバムを聞いています。私もLPを含め、このアルバムを一体何枚持っているのだろうか、というぐらいずっと聴いてるアルバムです。
さて、3枚目。
これはSteely Danのアルバムではなく、まぎれもなくDonald Fagenのアルバムです。今回は盟友ウォルター・ベッカーは参加していませんし、それほどなじみがないミュージシャンかもしれませんが、そこは「プロデュース」のフェイゲンらしく絶妙に「配置」してくれてます。もっと曲ごとに妙を見せてくれても面白かったかもしれませんが、きっと意図があるんだと思います。
音は以前の作品と比較すると「生」という物をとても感じます。より人間らしく近くに「存る」のをすごく感じます。完璧主義を通り越した、いわば彼にしか出来ない現在の音がこれだという事でしょう。テーマが「終焉・死」であるというのとこの音が関係ない訳がありません。歌詞についてもSteely同様深そうなので翻訳中(笑
いずれにしても名盤。この手の音楽が好きな人は間違いなく聴いた方がいいアルバムです。


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