9月末にまたSONYからマイルス・デイビスのシリーズが再発された。
http://www.sonymusic.co.jp/Music/Ja..
80周年記念&没後15年の企画らしい。5年ごとに記念を付けるのはやめましょう。
もうお願いだから再発ばっかりやめてくれ。
でもですね。ずるいんですよ、SONY。買わせようとするんだもん。細かい仕様とか変えてさ。
そして、再発が出るたびに絶対に買うタイトルが 「Kind of blue」。
ジャズというカテゴリー史上に残る名盤です。
というよりもこれ以上のJazzアルバムがいまだに出ないのはなぜ????と問いかけたくなる一枚です。
このアルバム聞いた事ない人がもしJazz好きでいらっしゃったら、その人は何をしているのでしょう
と、小一時間問い詰められるに間違いない一枚です。
説明にも「累計売上げが全世界で1000万枚を超える!もはや20世紀を代表する1枚となった、モンスター・アルバム「カインド・オブ・ブルー」。このアルバムだけで一冊の本が出るくらいの逸話に包まれ、マイルス、コルトレーン、エヴァンスという
3人のジャズ・ジャイアンツを擁したメンバーによる、まさに神がかり的な歴史的瞬間を捉えた音楽の記録。」
とかかれてます。まぁ大げさですが間違ってません。
これもう何枚もってるのか正直わかりません。仕様がかわる度に買ってる人がここに一人
(でも、そういう人は私一人ではないとおもいますよ)
で、今回。
●最良のマスターを使用、最良の音質を求めました。紙ジャケシリーズ初となる銀蒸着CD、そしてDSDマスタリングされた
マスターを使用、現在望み得る最高の音質を追求しました。
*2006年2,3月リリースのアナログ・コレクションのマスターテープ使用
LPで出たVerのマスターテープを使用してるらしいです。
LPセットは馬鹿高かったのです。もちろん、お金持ちでない私は購入するはずありません(というか眼中になし)。その音源だと。
●レーベル面を出来る限り復刻。世界で初めて出た盤をオリジナルとし、それぞれのレーベル面も出来る限り再現します。
●紙製の内袋も出来る限り再現、封入します。ジャズ黄金時代の感覚が蘇る嬉しい特別仕様です。
●CBSソニーから最初にリリースされた日本盤の帯を出来る限り復刻します。
●原盤ライナーノーツ訳を所収します。当時の時代の息吹きを感じさせる新鮮な文章の数々です。
●特典ポスターやスイングジャーナル社のゴールドディスクのステッカーもミニチュア化して封入いたします。
マニアにはたまりませんね(笑
そして、今回重要な事はここです。
●米COLUMBIA盤オリジナル・カップリングでのリリース(ボーナストラックなし)、
発売当時マイルスとプロデューサーが意図したオリジナルな形でリリースします。
最近の傾向からいうと必ずボーナストラックとして
6. Flamenco Sketches (alternate take)
が収録されているんです。普通の人ならは1曲多いんだ、ラッキーと思うかもしれない。
しかし!である。
このアルバムに関していうとボーナストラックは邪魔である。
(まぁ言ってしまえば、マイルス全部のアルバムがそうだけど)
このアルバムは初めから最後までが完璧な「一枚のアルバム」であるのです。
そこに1曲足すことは、不純物を入れて全体を汚染しているのと同じことなのです。
最後はフラメンコスケッチのオリジナルで終わる。別テイクはいりません。
それぐらいの「様式美」というか、マイルス・デイビスのアルバムには「格」があります。
時として音楽にはオリジナルがもうこれ以上ない、という完璧なVersionが存在するのではないか、
と思います。
まさにこのアルバムはその最上位に位置します。
いや、すごいわ。買うしかない(笑 →もうこのアルバムは購入したけど。
もう完全に戦略にはまってます。
これから、聞いてみたい、という人がいたら、今発売されているVerのCDはお勧めです。
2000円切ってるし、これば完全限定盤なので、買い逃したら大変です(笑
まぁまた5年後、85周年、没後20年で企画されることでしょうが(笑
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