榎本くるみ@O-NEST

15分ほど遅れたが、ちょうど始まるところだった。
会場は超満員。
1曲目の「素晴らしい世界」から全開。
やはり彼女は素晴らしい。
まぁライヴハウスなので、アレぐらい音量大きくて当たり前。
それ以上に彼女の前に出るパワーが素晴らしかった。
あんなに体は小さいのにね。
切れ長の瞳から発するものは人を「圧倒」するかのような
オーラを感じさせ、歌声が激しく前面に向かう。
会場が小さいせいもあり、超満員のため音響的にはあまりほめられたものではないが、そんな事は非常に小さい事だった。
ロックを、榎本くるみ自身を存分に感じる事ができた。
以前文化放送のサテライトプラスで聴いたLIVE、
あれはなんだったのだろう(笑)というぐらい豹変したかのようだ(苦笑)
途中のPfと二人で歌う曲があったが、それはすごく彼女の歌を際立たせるパートでもあり、バンドと彼女のコントラストをはっきりさせ、いい「懐具合」も見せた。
MCも非常に簡潔。まぁ不器用なMCをするよりも歌で人に伝えたい、という意図なのかもしれないがMCよりも歌、というのはとても潔くかっこいい。
インディーズ時代、ソニー時代(くるみ名義)の曲を含め全14曲。
アンコールはなし。これも潔し、と思いました。
ファンの人は結構残ってアン「コール」してたみたいですが、あれだけ勢いのあるステージをやってるんだから、なくても別にいいと思います。
多分それを意図したステージングでした。
この子は媚びない。
むしろ、自分を出す事を優先したのではないかと感じました。
これはある意味「プロ」だと考えます。
どうやらじっくりと聴きたい人も多かった(関係者も多かったですが)みたいで、そこにバンドとお客さんの温度差は感じましたが、とにかく満員で汗をだらだらかくような爽快なステージでもありました。
バンドもベースの道太郎氏はDo As Infinityとかやってたし、
Keyの松本圭司氏は元T-Square(っていうのは本人的にあんま言いたくなかったっけ(笑)でNAOTO君とかとよくやってたね。あ、この人カレー部だ。)だし、正直上手いミュージシャン達を後ろにしながらも、堂々とした立ち振る舞い。
この子は凄い。
そして、見ていてようやく自分を自分の歌を大切にしたい、
届けてゆきたい、そんな決意を改めて感じたステージでした。
アルバム作って大正解だったと思います。
まだまだ、広がっていくでしょう。その心を大事にする限りね。
改めて、今後楽しみなアーティストです。
セットリスト
1.素晴らしい世界
2.スピードウェイ
3.螺旋の記憶
4.スペシャル
5.one of them
6.とぎれなきバトン
7.心のカタチ
8.メリーゴーランド
9.ジャングルジム
10.RAINBOW DUST
11.キャッチボール
12.打ち上げ花火
13.You have always lived your way
14.愛すべき人


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