ベストヒットUSAでマイケルジャクソンの特集をやってました。
元々はBS朝日での放送(のはず)なのですが、普通に面白おかしく地上波で流れているエピソードとは一線を画した 当時の話、受け捉えられ方などを含め。DJである小林克也さんの思いも含め紹介していたので、とても素敵な番組になってました。
克也さんが黒人差別(→マイケルへの差別)やフレッド・アステアからの「君の足は怒っているんだね」という言葉を引用しつつ、 白人になりたいなんてことは1%もありえない、とコメントしてるのが非常に印象的でした。
わかってる、さすが克也さんだわ、と思ってみてました(笑。
マイケル。ジャクソンは本当に誤解されて伝わってると思うんですね。
ちゃんと伝えるべき内容をもっとファンじゃない人に知って欲しいと思います。
そして、誤解を解いて欲しい。
マイケルをノーベル平和賞に、というのも番組で言ってましたし、そういう運動や声が世界的にもあるのは知ってます。でも、確かノーベル賞って死後は受賞できなかったのではないか、と記憶してます(昔の知識なので、今はどうかわかりませんが)。でも、マイケルならばあるいはその壁も破ってくれるのではないか、と期待してます。
本当に彼の活動はその華やかな部分と陰の部分が語られることが多いですが、地球規模でのLove & Peaceについての活動もや永遠に残る「唄」ももっとフィーチャーされてしかるべきなので。
そして、最後のHeal the Worldを見ていて涙が流れるぐらい、
まだ彼がいなくなってしまった事への喪失感が拭えてないんだ、と改めて自分で思いました。 心の穴がまだぽっかりあいてるんだと。
こんなアーティスト(存在)はきっと後にも先にも彼だけなんだと・・・。
短い時間でも濃縮されていた、ぐっとくるいい番組でした。
いくつか追悼番組や特集番組はありましたが、やっぱり知識があったり音楽を知ってる人が構成したりしゃべってる番組だと全然違いますね。
そう考えると、あの最悪だったフジテレビの死去当日放送された視聴率稼ぎの意味不明の番組は酷すぎて逆にすごかったな、と(この企画自体見識を疑いましたが、内容も酷かった。番組タイトルは最悪。朝のワイドショーの司会でおなじみの○倉氏を始め出てくる人出てくる人が全くわかってないのに知ってるふりしてる「薄っぺらい人」たちでしたし)。 ああいう誤解を生み出す人達とマイケルは戦っていたんですよ・・・。
今だからこそ、伝えられるべきエピソードをきちんと伝える、それはメディアとしての本分だったり価値なんだと思うんですけどね。
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