相次ぐ休刊。

今は本当に過渡期なのか。
今、ざっと思いつくだけでも初頭の「Invitation」、関西の「Lmagazine」(これには本当にびっくりしました)
に始まって、「Cawaii!」はなんか時代の流れを感じさせたわけで。
ここ最近だったら、「BRIO」や「Esquire」なども相次いで休刊をしてたわけですよ。
(間違ってたらすみません)
で、先日の「マリ・クレール」日本版の発表に続いて、今度は「Studio Voice」ですか。
今、発売されている相対性理論の特集なんかも、
お、こうきたか、と思わせて面白かったんですけどね・・・
昨年来、本当にこういうニュースが相次いでいる。
出版業界は大変厳しい。
本離れもあるのだろうが(私には全く縁の無い話で本や雑誌ばかり読んでいるのだが)、
スポンサーのWEBへの広告費への移行が顕著なのだろう(またはそもそも広告費が削られているのか・・・)。
携帯やWEBなど、不特定多数の人間が情報をコンビニエントに入手できる時代にとっては、雑誌などを維持する事は本当に大変だと感じます。
でも、もっと出版業界とIT業界って仲良くできるような気がしてならないわけです。
STUDIO VOICEのHPみたら、TOPの最新刊が5月号(Vol.401)なわけですよ。
これ、正直ありえないと思う。前述の相対性理論はVol.403な訳でね。それが最新刊。
要はTOPにあるのが、2号前で、情報が古すぎるんです。
こういうのって、結局WEBに対してもそういうスタンスになってしまっていたと思われます。
だから、休刊になってしまったのも当然の結果なのかもしれないと思ってしまいます。
どんなに苦しくても、厳しくても、雑誌の最新号が2号前、なんてのはちょっとありえない。
これは休刊を暗示していたと邪推されても仕方ないのでしょう・・・。様々な事情があるとは思いますが。
村上春樹氏の「1Q84」の大ヒットは出版業界をにぎわせましたが、あれは事前に情報を一切出さない、
という事で、サイトや書籍関係もそういう風に対処していたわけだし、それがざわざわとどうなっているのだ、
とニュースになり、口コミが広がって、大ヒットしていったと思う。
発売日には入手できましたが、数日後だと品切れ状態で待たなければいけない。それが更なる飢餓感を生んで
大ヒットになる。昔のファミコンやソニー(特にプレイステーション関係なんかはそうでしたね)の手法を思い出しました。
もちろん、これは村上氏の今までの作家としての功績や村上春樹という「ブランディング」があるからこそ
為しえた手法だとも想いますし、誰でもできるわけではないと想います。
でも、出版業界はもっとWEBとうまく付き合う方法ってあるような気がしてならないわけです。
悪い意味で、昔ながらの業界でもあるわけで、新しいものを取り入れるという部分でうまくいかない部分も
多々あるとは思うのですが、なんかそうもいってられない気がします。
WEBなど他の媒体と共存していかなければいけない時代なのだとも感じます。
そういう意味ではやっぱり過渡期なのかもしれません。
私にはわからない部分も多い業界ですから、変なこともいえないのですが、
そう感じる部分も所々見えますしね。
まぁ、休刊すれば、また新刊される雑誌もあります。
そこでまた起こるケミストリーを信じて。
私は書籍や雑誌、紙の媒体がなくなることは無いと思ってますので。
(というか、それは困るので(笑)


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