アバター観てきた。

ようやくアバターを観てきました。
タイタニックを抜いて、全世界の興行収入をあっさりと更新した怪物映画。
だからみんな見てるわけで、何だか今更感もあるような気がしましたけど、映画館で見たかったんですよね。
話としては非常に単純で、なおかつ途中でラストシーンまでわかってしまう程予定調和なものだったのは、残念だった。とてもアメリカ的なわかりやすさ、というか。特に日本人はゲームやり慣れてるから余計そうだったんじゃないかと思うのですけど。それに鳥や動物とかは何だか永野護氏がデザインしたんじゃないか?と思える程のフォルムだったので、若干苦笑したのですが(ファイブスターストーリーズ、わかる人いますかね?)
しかし、映像や技術はとても凄いと思いましたよ。あれだけでも必見ですよ。
それは本当に思います。
だから、主要賞ではなく技術的な面の方で評価したアカデミー賞は全然間違ってないと思います(苦笑。
でも、こういう類のエンタテインメントはあまり考えずに見ることもできるし、気分的にはこういうのも好きなので面白かったですよ。3時間はちょっと長いな、とは思いましたが・・・。
あ、そうそう。
私は右目が0.2~3、左が1.2~5の視力なんですね。いわゆる、片目の視力がよすぎるために赤青の3Dメガネはほぼ効果ないんです。あれは両目で観る事によって擬似3D体験できるものなので。でも、アバターの3Dメガネはちゃんと立体的に見えましたよ。本編前の予告(アリス・イン・ワンダーランド)から、おぉ~って。もしかしたら両目の視力が同じぐらいでバランスをとれている人よりは平面的なのかもしれませんが、3Dをちゃんと認識できているという事は両眼で観れていて、なおかつ立体視ができているんでしょうね。それは何か嬉しかったというか、ホッとしました。
あ、ちなみに片目が悪いからといって不自由した事はあまりありません。小学校2年の時に手術はしました(結構大手術で小2の夏休みとかずっと入院しました)が、視力がこれ以上悪くもならないし、偏頭痛もしませんし(はるか昔にはありました)。目線がおかしくなるので勘違いされる事はたまにありますけどね。
昔は眼鏡やコンタクトをした事もありますが、今は裸眼です。だって、かけても同じだから。
悪い方の目は単純な乱視とか近視とか遠視とかではなくて、弱視状態なんですね。左右に視力の差がありすぎるいわゆる不同視弱視という状態(医者には小学校の時、斜視弱視と言われた記憶もありますが忘れました)。
で、小学校の時と比較して年齢を重ねても回復せずにそのまま視力が固まった感じです。こうなってしまうと矯正不可なので、眼鏡かけてもコンタクト入れても見え方は全然変わらないのです。
これは当時のかかりつけであった松下記念病院の主治医とも話をして、もう視力が固まったからもしも不自由がないのであれば、裸眼でも問題ないと当時いわれたので、もう十何年この状態です。それでも、視力はほとんど変わりませんし。
この状態はそのまま説明するしかないんですが、眼鏡とかかければいいんじゃないの?って感じで色々な人に言われるんです。あまり理解されないというか、まぁ、普通じゃないですからね(苦笑。ちなみに、何気なくこれを書くために検索してみたら同じような人は結構いました。あぁ、やっぱりいるんだな、って勝手に納得してしまいました。何故今までこういう事を検索しなかったんだろう?って逆に思ってしまったり。今度ちゃんと調べてみようと思ってます。今の医療ではどうなっているのかも気になりますしね。
しまった、余談が長すぎた。閑話休題。
でね、アバター観た時にやっぱりもったいないな、って思ったのが、色彩。3D眼鏡もちゃんと色はわかるけど、見に行った映画館では緑ベースのグラスなのでどうしても外して観た時の色彩に差異がありました。
それで思い出したのが、以前映像スタジオで見た実験中の眼鏡をかけずにそのままで3Dが楽しめる映像や技術。これが実用化すればもっと3Dは身近なものになるんだろうなって。それだと発色の問題もまとめてクリアできるわけですし。実用化に関しては近い将来な気がしていて、早くそうなればいいな、って思ってます。でも、何でもかんでも3Dで番組を作る必要性はないですけどね。スポーツとかは3Dで観たら絶対楽しいはずなので。
アバターはキャメロンがたくさんの技術などを生み出して、革新的な事を成し得た映画です。
この映画が一つの起点になって、今後たくさんの素晴らしい3D映画が、ひいてはお茶の間に普及するようになったら、面白い時代になるよなぁ。そんな事をすごく考えさせられた映画でした。
まだ観てない人は是非。


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