僕らの音楽 Gackt編

「僕らの音楽」というテレビ番組がある。
この番組は非常に好きである。久し振りにこういう音楽番組が出てきて毎週楽しみにしている。
さて、今回はGacktである。
私は個人的にGacktは非常に好きである。結構、ヴィジュアル的なものが先行して敬遠する人は多いかもしれない。しかしながら、彼のメロディーは非常に音域が広く、彼独特のものである(彼の歌唱が上手い上手くないは別にして、非常に広く大変なメロディーである事には間違いない)。それがヴィジュアル面と合わさる事により、さらに世界が広がっていく「構築」というのは見ていて非常に面白い。完璧主義の彼ならではのこだわりが作品の中で随所に見られる。
その彼が、番組で知名定男さんとTHE BOOMの「島唄」を歌った。
元々、FANなら知っているだろうが彼は沖縄出身であり、非常に沖縄を愛している(今回の鳥越氏との対談でも語られている)。
その彼が知名定男さん(沖縄音楽の中で彼なくしてはありえない人物の一人で、素朴で沖縄らしい音楽を一貫し、また他方では他の音楽との融合を試みる「重鎮」の一人である)とのコラボレーション。しかも、山梨県出身のBOOMの宮沢君が沖縄の憧れと一つの答えとして書いた「島唄」というのがとても面白い(この唄は本当に沖縄音楽のスタンダードになったんだ、と改めて思う)。沖縄に人一倍こだわりのある彼が、である。
そして歌詞は字幕がでた通常の島唄ではなく、THE BOOMが一番初めに沖縄限定盤として発売した島唄(ウチナーグチVer.)であった事も彼のこだわりの一つだろう。
優しげに、そして忠実かつ少し本来のメロディーをくずし自分の味を出して歌う姿に、これまでとは違う何かを感じた。
今年の彼のテーマは「Gift」、ファンにもスタッフにも何かを届けたい、多分それは本当なのだろう。
今年、あと一枚予定(彼の公言)ではアルバムがでる。彼が今後何を出してくるのか、楽しみである。


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