F1史上に残る、最もつまらなく、最も恥ずべきレース、いやレースとさえ呼ぶのさえ、嫌悪するGPが今回のGPである。
F1 GP Rd.9 アメリカGPはマイケル・シューマッハが優勝した。
完走6台。しかしながら、出走も6台。
フォーメーションラップは20台、しかし、グリッドに着いたのはたったの6台。20台のうち14台は0周リタイヤした。
理由はミシュランタイヤの「もろさ」(とあえて言う)であり、リヤがいつバーストしてもおかしくなく、ドライバーを危険にさらすわけには行かないという事であった(それが原因でラルフ・シューマッハがクラッシュしている)。
しかしながら、6台しかいないグリッドは異様な光景としか見えない構図であった。
そして、ただただフェラーリのランデブー走行を「退屈」に魅せられた観客(TVを含め)・・・。ブーイングをして当然である。
もはや、これはレースとは呼べない別のものであった。
しかしながら、ブリジストンは危険ではなく、ミシュランは危険であるという一点においてレースは成立している事は重要なことである。
ボイコットは単純に技術のなさで、それをFIAにシケインを作れと言ったとしても、他メーカーがOKな状態である以上、変更することはFIAの権威を殺ぐものであることは言うまでもない。
そういう意味でいくら道を譲ると言ってもミシュランの理屈は通るはずはない。
したがって、優勝したマイケルもルーキーながら表彰台に昇ったモンテイロは「間違いなく」勝者である。
むなしいぐらいに・・・
しかし、これは納得のいかないレースでもある。
こんなレースをするのなら、アメリカでF1の人気がインディーを上回るわけがない。そういう意味での「興行」は大失敗に終わったと言ってもよい。
ドライバーの安全は最優先されるべきである。しかし、最も大事なタイヤで走れないという「子供じみたリタイヤの理由」にドライバー自身が納得しないだろう(どうコメントしようと)。こんな事が二度繰り返されるのであれば、ミシュランタイヤなど出場するに値しないとはっきり言いたい。今シーズンの成績がいかによくても。
ファン不在の対立劇はごめん
先日行われたF1アメリカグランプリですが、出走6台と前代未聞の事態となりました。ミシュランタイヤを使用する7チームがフォーメーションラップのみに参加しリタイアした為ですが、僅か6台ではレースの盛り上がりは期待できません。観客からはブーイングが相次いだようですが