記録は超える為にある パオロ・マルディーニ571試合達成

ついにこの日がやってきた。
不滅の大記録といわれて久しいディノ・ゾフのセリエA出場試合記録570をミランの魂パオロ・マルディーニが破ってその記録を571にした。
それにしても、である。
カテナチオと伝統的にいわれるイタリアのサッカーの中でディフェンスのプレイヤーが息の長いゴールキーパーの記録を抜くことがどれだけ大変なことか。
(ちなみに現在出場試合記録第3位のボローニャのパリュウカは569試合である。現在セリエBの為に出場記録を更新できず)
しかも、途中出場のような存在ではなく、現在もミランというチームはどうあるべきかを身を以って体現しているキャプテンである。
ミランというチームは伝統的にキャプテンは不動である。
1960年代からキャプテンをした人物は
チェーザレ・マルディーニ、ジャンニ・リベラ、フランコ・バレージそしてパオロ・マルディーニの4人だけである。チェーザレはパオロの実父である。ミランの歴史はマルディーニファミリーと共にあるといっても過言ではない。又、現代の移り変わりの激しいチーム間の中で、バレージとパオロはACミランのユニフォームしか袖を通していない。
それもいかに彼がすごいのかがわかる。
その彼に対しACミランはパオロ・マルディーニの背番号「3」を現役中にも関わらず、永久欠番にしてしまった。
彼の引退後、この番号はもう誰もつける事ができない。
37歳にして、取材陣への受け答えもきっちりと行い、超一流ののジョカトーレとはどうあるべきか、彼を見ていればすべてわかるというような選手は世界のどこを見回してもほとんどいない(日本のKAZUはそういう選手だと思うが)。
彼のようなプレイヤーこそが「プロフェッショナル」という言葉を使うのには相応しい。
怪我の状態もあり、早期の引退も囁かれる中、1年でも1試合でも多く彼のピッチに立つ姿みていたいものである。
スクデット7回
UEFAチャンピオンズリーグ4回
トヨタカップ2回
UEFAスーパーカップ4回
コッパ・イタリア1回
イタリアスーパーカップ5回
マーリア・アッズーリ126試合出場(イタリア史上最多)
FIFAワールドカップ 4度出場(試合出場時間は歴代1位)
UEFA EURO 3度出場


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