プレミアリーグ 第10節 ボルトン対ウエストブロミッジは中田英寿のプレミア初ゴールを含む2-0でボルトンが勝利しました。
今日の中田は凄かった。
オフ・ザ・ボールの動き、味方への緩急織り交ぜたパス、献身的な守備、そして、積極的なシュート。
いわゆる「全てが見えている」状態だった。こういう中田を見たのは、本当に久しぶりだった。
ボルトンは前半非常にいい流れに持ち込んだり、惜しいチャンスも何度もあった(決定的なシュートは味方に当たって外れてしまったり)が、
そこをウエストブロミッジにカウンターで突かれてしまい、少ないチャンスのことごとく危ない場面の連続だった(PKもあったし、結果外れたが)。
試合的にボルトンが押しているものの、1点が入らず、こう着状態となる。終盤に差し掛かり、そろそろウエストブロミッジもドローでよしとしだした雰囲気の中、中田が試合を動かした。
そう、プレミア初ゴールである。しかも、自らの直接FKで、である。
この1点は試合の流れ全体を代え、それぞれのチーム戦略自体を再考させるものであった。
正直、ディエフもノーランもヤナコプロスもFKは心持たなかったし、中田蹴らないかなーと思ってたら、自分でセットしてもう蹴る気満々。ディエフが駆け寄り話をして(みんな蹴りたがった感あり)のだが、中田が自分のものにして、鮮やかに左へ流し込んだ。
確かに今日「見えていた」中田なら何かするかもしれない、という予感はチームメイトにもあったはず。
これで、中田への信頼度(FKなどのオプション)も増すだろう。
そして、ゴールというプレミアでは一番評価されるものを獲得した事で、ホームリーボックスタジアムに来たサポーターに強く刻み込まれたのではないかと思う。
守備やフィジカルな面では非常に強く、そういうものを求められては居たが、元々、ああいう前目に動いて積極的にゴール前に顔を出せるようなプレーが彼本来の持ち味だと感じる。それがいい方に転がった。
ゴールした後、抱き合うシーンを見ていて、あぁなんだか、ようやくチームの一員になったのかな、と象徴されるようなそんなシーンであった。
最後はノーランが決めて2-0。(ちなみにこの得点も中田のサイドでの働きがなければ生まれてない可能性があった事も伝えておきたい)
今日のボルトンの全てのコントロールをしていたのは中田であった。
もちろん、本日のMVPは中田。文句なしである。
明日以降のイングランドの新聞がどう書くのか非常に楽しみである。
もしかしたら、今節のベスト11にも選ばれるかもしれない。
それほど、今日の試合全選手の中では突出していた。
ようやくプレミアの地でゴールという「結果」を出し、ノーゴールという呪縛から解放された中田英寿。
これからが正念場である。
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本当にヒデらしかったです!
なんというか、やっぱりヒデはヒデなんだな、と痛感した試合でした。