予想通りの王座陥落 フランス対ギリシア

EURO2004準々決勝 フランス対ギリシアは0-1でギリシアの勝利。前回大会覇者はここで姿を消した。
私は6月21日にギリシアが予選同様そつのないサッカーをすれば、可能性はある、と書いた。まぁそのとおりになったわけだが、それには単純にフランスのふがいなさ、というものがあげられる。
ギリシアは自分達のサッカーができた。
フランスはアンリ・ジダンを始め、特徴的な選手も「全く」機能せずに、自分達の持ち味を発揮する前に、攻撃を断ち切られた。
この試合、ギリシアのつぶしはフランスに仕事をさせなかった。そして,フランスはミスが非常に非常に非常に多かった。
ゆえに膠着した試合になる(=見てても面白い!という感じではなくなる)。そこに後半サイドからのクロスにヘッドで綺麗にあわせて一点がはいる(余談だがギリシアの放ったシュートは全て枠内にいっていた。フランスはそうではなかった)
上記の理由から、フランスに返す力など残ってはいなかった。っていうか、見てて、追いつけるなんて全くもって思わなかったけどね。雑すぎ。というよりも、ギリシアの堅固な守りと積極的に攻めるという気持ちは素晴らしかった。
今大会は絶対的な強国とは全く思えなかったフランス。それでは覇権を勝ち取るのは無理だったろう(元々優勝できないだろうとは思ったが)。
この試合は波乱や番狂わせという「視点」で扱われることになるだろう。
しかし、そうではない。試合を見た人なら分かると思うが、ある種の必然を伴った結果であるという事を
。それほど、ギリシアは臆せず自分達のサッカーができていた。
そういう「自分達の立ち位置」がわからないまま勝ち抜けられるほど甘い大会ではない。
自分達のサッカーが出来たギリシア。
自分達の立ち位置がはっきりしないまま試合をしているフランス。その差は大きい。
こういう事が起きてしまうからサッカーとは面白い。


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