いよいよ決勝戦

あと数十分でワールドカップ決勝が始まる。
フランス対イタリア。
正直、フランスがここにいること自体びっくりしている。
とにかくこのチームの監督が大嫌いだからである。
内部分裂して終了、という青写真を描いていた。
しかし、どうだろう。
スペイン戦での覚醒。
リベリー、ジダンといった個が組織としてまとまった。
それは監督のせいではなく、選手自身が気づいてまとまったと思う。予選で調子の上がらないチームが決勝トーナメントでは
別のチームに生まれ変わるが、まさにフランスがそうだ。
その中心には常にジダンがいる。
彼は今振り返ってみても、偉大な選手であった、というのは本当に思う。
そして、イタリア。
未だにカテナチオという「使い古された固有名詞」を使っている人も多い(特に記者などはいい加減に先入観と書きやすい固有名詞をすてるべきだ)が、そうではない。
元々世界レベルのディフェンダーが集まっているのだから、守備はいいのだ。ブッフォンは後半20分まで無失点であれば、ゼンガの持つワールドカップ無失点時間の新記録になる。そして、MVP候補のカンナバーロもしかりである。なにしろ、相手チームの選手にはいまだ1点たりとも与えてないのだから(オウンゴールの1点のみ)
中盤にはピルロもいるが、何といってもガットゥーゾである。
彼こそがアッズーリの「キーポイント」である。
彼のような選手がいるからこそ機能するのである。決して目立ちはしない。しかし、彼は代えの聞かない選手である。スタメンをみると、トニの1TOPである。ちょっとこれはどうかとおもうが、控えにもインサーギ、ジラルディーノ、デルピエロといった選手がいる。
そしてリッピが途中出場をさせた選手はことごとく得点を決めている点を記しておきたい。
12年ごとに決勝に上りつめるというジンクスは達成した、しかし、そんなものにアッズーリは興味はない。
狙うは1982年以来逃し続けた4度目のワールドカップ。
それのみである。
私の優勝予想はアッズーリの為、もちろん勝つのはイタリアである。


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