アヴリル・ラヴィーン 「Under my skin」


先週買ったアヴリル・ラヴィーンのニューアルバム「アンダー・マイ・スキン」をようやく聞いた。
始って、数小節。ん?どっかで聞いた事ある曲調だな・・・(3秒)・・・あーエヴァネッセンスだ、こりゃ。歌い方も世界観も音も。
もちろん、1STの「レット・ゴー」を聴いていた人達が安心するような曲もある。全体を通してトーンを落とした、ちょっと陰のあるようなものをやりたかったんだろう。元エヴァネッセンスのベンとソングライティングした以外にもそういう曲はちょっと多いので、彼女がこのアルバムでやりたい事の意図はわかる。
でも、そういうのなら私は迷わずエヴァネッセンスの「フォールン」を選ぶし、アヴリルの1stアルバムを聴く。
要するに、彼女が想い描いている物をしたかったアルバムとしても、まだ彼女がそこまで表現できるスキルが追いついていないのでは?、という事である。
事実、ボーナストラックのLIVEヴァージョン。どんなに「加工」しても、音外れてるのめちゃくちゃ目立つじゃん。こういうの、入れないほうがいい。逆効果になるって判断した方がいいと思いますけど?そこまでみんな聴かないのかな?
確かに、サウンドはロックに聞こえるかもしれない、しかしながらそうではなく、全体的な彼女の声が入ることにより、明らかにポップな香りが強くなってしまっている。1stとは違った大人の雰囲気、変わったよね、と言われるかもしれない。
でも、あれ?なんだか平均化しちゃったんじゃないか?とも思ってしまう。これなら、別に彼女をわざわざ選んで聴く必要もないかもしれないと思ってしまった。
しかしながら、別に悪くないアルバムである(いまさら)。流して聞く分や電車なんかで雑誌めくりながら聴くには全然いいんじゃないかな、とも思う(誉めてない?)。
多分普通に聴いてて、あぁ、いいねーって云われるアルバムなんじゃないかな?みんなそういう感想になるような気がするので、あえて一石投じてみます。
初めに私にそういう「陰(イメージ)」を落としてしまった時点で、このアルバムとはあんまり縁はなかったのかもしれない。でも、本当に悪くはないんだけどね。
何かが足りないけど、別に悪くもない。
次、期待します。


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