シライシ紗トリ「Happydom」

シライシ紗トリさんのニューアルバム「Happydom」がかなりいい。
詳細とかSMAPの「Freebird」をセルフカバーしたとかそういう事は他の人にまかせますが、全体を通して本当に良い意味で力が抜けていて、様々なグルーヴがとても気持ち良いです。
そしてものすごく演奏がすごい。いや、それは当たり前かもしれない。
だって、バックで演奏してる人の面子が異常だもん(笑
オマー・ハキム、レイ・パーカー・Jr、ネイザン・イースト、ヴィニー・カリウタ、バシリ・ジョンソン、ウィル・リー、松田弘、関口和之・・・
音楽が好きな人ならこの名前聴いただけでよだれがでる(爆
例えば、オマー・ハキム。ウェザーリポートの最後のメンバーだし、マーカス・ミラーなんかともよくやってる。もっと言うと、ミラー繋がりという事もあるが、マイルス・デイビス御大の「TUTU」にも参加している。はっきり言って、この事実だけで充分な人です(笑:ま、このTUTUはマーカス・ミラー主体で最後にマイルスがエッセンスを付けて完成させた、いっても良いようなアルバムです。いや、すごくよいアルバムです)
レイ・パーカー・Jrって言ったら、そりゃもう「ゴーストバスターズ」のテーマのあの人ですよ。
ネイザン・イーストっていったら、あなたFourplayですが、この人はとにかく超一流のミュージシャンに引っ張りだこですね。
などなど、これ続けたら長くなるので割愛しますが、とにかく超一流と呼ばれるミュージシャンのセッションなんです。
しかも、ニューヨーク、東京、ロス、ハワイと4箇所でレコーディング。
どれだけ、豪華なんだろう(笑、このアルバム。
本当に余裕があって、演奏が上手い人達が集まって奏でるグルーヴっていうのは、こういう音の事を言うんです。なので、ミュージシャンはだまって聞くように。
でね、シライシさんのヴォーカルにその音がまた合うんです。こちらも良い意味で力を抜けたようなとても自然体の声。以前、業界のシンポジウムかなんかに参加されたときに声を聴いたんですが、全然違ってました(苦笑
暑い夏に、ドライブのお供に、リゾートに持って行きたいアルバムです。すごく気持ちよいアルバムです。かなりお勧め。
とにかく、これを聴いて思ったのが、この人は本当に音楽に真摯でいられる人だという事。音楽という共通言語で繋がれるようだと思える人だという事です。
それがこのアルバムからエネルギーとしてでています。
そういう事を音で感じられるってのは、音楽が好きな人間としては本当に嬉しいことです。
そういう雰囲気を持ったアルバムが一枚でも多く世に出てくるような事、本当に考えないとね。
私も頑張ろう(笑。

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シライシ紗トリ

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