10年前のあの日

大学の試験が1限目からあり、京都の大学に通っていた私は朝早くから起きていた。
・・・布団の中で。
5時46分。とても強い揺れが起きた。本棚から本やCDが落ちてきて、とてもびっくりした。
ただ、自分の周りがその程度ですんだのである。
だが、関西でのあまりにも強い地震はただならぬ予感があり、すぐにテレビをつけた。
正直、これで交通機関が麻痺して試験なければなぁ、なんて思った自分がそこにはいた。
そして。
それがあまりにも馬鹿げた考えであったことに気づく。
画面にはまるで地獄絵図のような、高速道路が引きちぎられるようにたおれ、
ありえない崩れ方をした家々が映っていた。
ただならぬ、どころではない絵がどこを撮っても流れていた。
親戚も被害にあっていたがさいわい何事もなかった。
阪神大震災。
あれから、まだ10年しか経っていない。
政治は本当に弱者の見方をしたのか?そうではないと思っている。
新潟の件しかり、海外も大事だが、もっと他にする事があるはずである。
本当に被害にあわれた人たちの心の傷が癒されているとはいいがたい。
しかし、もう10年。
私の周りは全く変わってしまっている。
時の流れは確実に経っている。
ただ、あの日の出来事は一生忘れることはないだろう。


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