井上雄彦 最後のマンガ展 重版 大阪が開幕しました。

久々に「いのうえの」三日月編と満月編を読んだ。
三日月編は上野の森美術館で行われた「井上雄彦 最後のマンガ展」の会期中に買ったものであり、満月編は終わってから購入できたもの。
三日月編はこの展覧会ができるまで、満月編はその「最後のマンガ展」とは何か?の内容の全部が書かれている。
どちらもそれぞれのよさがあり、互いに補完しあって存在している図録である。
ただ、ここにあるものはすべてではない。
空間・見て歩く行為・発見する試み・素材の違いで表現方法の変化・圧倒的なキャンバスとこんな所にも!という遊び、など実際に行って生でみないと感じられないものがここにはある。
決して、この展覧会の内容をブログなどでは書いてはいけないと思う。それは「愚」というものだ。
展覧会に行かれた人はわかると思うが、館全体で表現しているものであって、
決してパッケージングできるものではない。
そして、今。
2010年1月2日~3月14日まで天保山のサントリーミュージアムにて
最後のマンガ展 重版が大阪で行われている。
上野にも行った。熊本にも行った。
それはその場所でしか味わえないものだからだ。
熊本でも、そして大阪でも重版される度に画がプラスされて進化していく。
それは来場する人の心や命がこの展覧会自体を大きく膨らませているのではないか、と思ってしまう。
このライヴ感は是非行って、見て、感じて欲しい。
(追記)
ちょっとタイムリーすぎる話題を。
井上雄彦氏『バガボンド』の年内完結を宣言!
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100104-00000009-oric-ent
連載漫画としての「バガボンド」はどのように完結させるんでしょうね。
そちらも楽しみです。


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