関取花 「THE」

その場の空気を一瞬にして変える、この声。
歌うのはありのままでいる事。
不器用な自分を知る事。
そして、解放する事。
関取花は、素直にそのままの感情を歌う。
同時に思考も働くとても頭のいいアーティストなのかもしれない。
10代ならではの葛藤、制御できない衝動、だけどどこか俯瞰的に自分を見ている視点。
たくさんの感情を彼女はこの中に詰め込んでいる。
激情と静寂を同居させても、ココロの奥で揺らめく焔は決して消える事がない。
とても強く、シンプルなもの。
だから装飾なんて必要ない。
このミニアルバムは今の彼女には「必然」である。
同時に、ここから彼女がどう向かうのかとても楽しみである。
今から彼女に注目しておいた方がいい。
先日鉄兵君の7thイベントで聴いたのだがCDがあれば買おうと思った。
私の中ではそんなに多くない事でもある。
それぐらい、おっ、と思わせるものがあった。
あとで調べたら「閃光ライオット2009」で審査員特別賞を受賞していたらしい。
納得。
多くの人を惹き付ける魅力が彼女にはある。
そういう人を普通にいいと思える感覚は一切鈍ってない。
閃光という事で色々と大人の人も動くだろうけど(笑)、
そういうものに惑わされずに自分であり続けてほしい。
むしろいいチャンスだぐらいに思って、自分を強く持っていればいい。
その上でこれからもっと多くの人に聴かれるアーティストになってほしい。
ちょっと注目です。
一度ライヴを見てみて下さい。

THE THE
関取花

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