メンタルの差  ハーフパイプ

日本勢は正直言って惨敗だった(特に男子は全員予選落ち。揃いも揃って転倒)。
元々あんまり期待してなかったので、あまり残念だとは思ってませんが、ただ、入賞はするかな、と思っていたのでこの結果は本人達にとっては残念だろうとは思う。
確か記憶では今回のパイプはワールドカップとかの大会での長さ120mではなくて、150mに伸びてると大会前に聞きました。とすれば、長くなった分、技を一つ増やさないといけない。すると、そこまでにきちんとスピードを保っていかないと技の「高さ」も出なくなってしまいます。そこが今回の優劣を決するんだろう、という分析を事前にはしていました。
しかし、結果から見るとそうではありませんでした。
もう完全にメンタルな部分の差がでていました。アメリカ勢を含めたチームはその場を楽しもうと前向きに、自信に満ち溢れた感じを全体にも伝えてました。
それに対して、日本勢はかたかったですね。
なんとかしなければならない、という少し追い詰められ感というのがみえました。
特に女子の決勝なんかではその堅さが目立ってた気がします。外向きに板が向いた技をした時の着地がどうしても、ガツンと落ちてしまったのでスピードが失速して次の技の高さが小さくなってしまったり。
2つ目までの技の高さと着地からのスピードのつけ方が明らかにアメリカ勢とは違ってました。そりゃ、得点が出ないはずです(二人はミスりましたが)。ま、結果論なんですが日本人らしいといえばそうで・・・。
この競技は2本そろえなければいけないのではなく2本滑っていい方の得点をとるので、一発逆転も有得るという部分で、決して日本人でも活躍できる種目だと思います(事実、メロはランキング1位にもなったわけだし)。
多分、技というよりもメンタル。空元気ではなく、いかに落ち着ける、楽しめるのか、なんだろうと改めて思いました。
オリンピックの舞台だからとはいっても、相手はそうしてるんだから。今回は舞台に完全に「のまれちゃってました」ね。
アメリカの金メダリストハンナ・テッターはまだ19歳。
1回目の試技の得点で金が確定した後の、ウイニングラン(2回目)でさらに得点を伸ばしての圧勝というのは、並みのメンタルではないんだろうな、と感じます。
決まってとても嬉しそうな姿で2回目はチャレンジできたんだと思いますが、とても高く決めたし。あれはアメリカだなーって感じました。
それにしても、ちょっと見ない間に女子のハーフパイプは高くなったなぁ。びっくりした。


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