The Still Steel Down 安藤裕子 山本隆二 有川正沙子 カッティング・エッジ 2006-10-25 |
まるで木漏れ日から射した一筋の光が集まっていく。そんな楽曲だ。
シンプルで、それでいてしっかりとしたドラムが柱となって、
そこに光を射している彼女の声。
もはや独特という言葉ではくくれない彼女の歌唱は、好き嫌いははっきりするだろうが、
どこまでも波のように進む。これこそが安藤裕子だ、といわんばかりに。
とても心地よい素敵な楽曲だと感じます。
カップリングには、1986オメガトライブのヒット曲「君は1000%」。
カルロストシキの歌が耳に馴染んでいるのと原曲よりもさらにスローテンポのために少し気だるく憂鬱に感じてしまうのは彼女の歌唱だけではなく当時の事を知っているからだろう。
今の気分には少し合わないけれど人によってはとても好きになるんじゃないかな。
そしてそれらとは全く違うアプローチの「creamy logic」。この曲は面白い。これもまた安藤裕子そのものだ。
あいかわらずシングルでも多種多様でつかみどころのない飽きさせない作りをしている。それはきっと自分がやりたいことを具現化していくようで、潔くもある。
それこそ彼女の真骨頂なのだ。
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