金曜日の夜だし、マーヴィンゲイでも。
これは「THE BALLADE」というタイトルでリリースされる予定だったもので、70年代に録音されていたのですが、
諸事情でお蔵入りになってしまい1997年にリリースされたもの。
元々彼はソウルシンガーとしてではなくスタンダードをじっくり歌える歌手になりたかったのは有名な話で。もちろんソウルシンガーとして専念したからこそ成功し、喜びも悲劇もあるわけですが…
60年代にもスタンダードにはチャレンジしていましたが売れず、70年代に売れて、やりたい事をやれる状況になった時に録音したものなので、本人もとても気に入っていたようです。
これを聴いているととても優しく、包まれている感じになります。音楽って本当によいものだと感じさせてくれます。30分弱の短いアルバムですが、無駄な曲は一切ありません。
きっと生前に出ていれば評価も違い、もっと日の目を見たアルバムではなかったのかと思ってます。それだけが残念です。
本当に素晴らしいアルバムですから。
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